ミニマリズムと使い勝手が高次元で融合した、究極のベストパック
トレイルランニングパックで常に高いシェアを誇るSALOMON(サロモン)から、新しい最軽量シリーズ「SENSE PRO(5・10)SET」が登場しました。今回は10Lタイプの「SENSE PRO 10 SET」をご紹介します。
SALOMONのベストセラートレイルランニングパックといえば「ADV SKIN(5・12)SET」が思い浮かびますが、「SENSE PRO」は「S/LAB SENSE ULTRA(5・8)SET」の後継と言えそうなポジションです。つまり「ADV SKIN」よりもコンペティティブなパックということになります。
ざっくりとポイントをまとめると、ストレッチ性の高い素材やシームレス処理などの製法は「S/LAB SENSE ULTRA」を踏襲、コンパートメントやポケットの配置は「ADV SKIN」をベースにしているといえます。つまり、最新のデザインに最軽量の素材と製法を融合させたベストパックと言えるでしょう。
それでは詳細を見ていきましょう。
フロントポケットは左右それぞれ4つ。最上段は小物を、2段目は付属の500mlのソフトフラスクが収まります。一番下は上部とサイドからアクセス可能なポケットと、その上層にジップポケットを備えています。
付属のソフトフラスクは、給水しやすい広口タイプ。約1回転で開け閉めできます。ボトムはポケットに挿入しやすい尖った形状をしています。
メインコンパートメントは縦に開くジッパーからアクセスします。マチがついている上に伸縮性がかなりあるので、見た目以上に多くの装備を収納可能です。
背中にあたる面にはパッドがなくメッシュも薄いので、硬いものを入れる場合は柔らかい物と重ねるなどのパッキングの工夫が必要です。また、背中の汗がメッシュ を通してそのままコンパートメントに入ってくるので、濡らしたくない装備はジップロックや防水のスタッフサックに入れてから収納したほうがいいでしょう。
メインコンパートメントの下層にはリザーバーコンパートメント。もちろんリザーバー以外の収納にも使えます。そして、両サイドのポケットはメインコンパートメントの下でつながっています。
サイズはユニセックスで2XS〜XLと6種類もあるので、洋服並みの細かさです。サイズ感は「ADV SKIN 12 SET」の同サイズと比べると少し小さめです。
フィット感の調整はフロントのチェスト部分のコードのみ。留める部分は2箇所ですがテンションの調整は1箇所で行うことができる優れたシステムです。
硬いパーツはほとんどないので、身体に巻きつくようにフィットしてくれ、鎖骨や肋骨に当たる部分もありません。
走ったフィーリングは、とにかく軽いというのが第一印象。本体重量165g(Mサイズ)は「ADV SKIN 12 SET」の277gより100g以上軽量です。メインコンパートメントと背中の間にパッドはなく、薄いメッシュだけなので、より一体感が高まります。
コンパートメントのコンプレッション機能はありませんが、ボディのストレッチ性能が高いので、多めの装備を詰め込んでも揺れが気になることはありません。ポケットの配置は基本的に「ADV SKIN」と同じなので、「ADV SKIN」を使用したことのある方なら、いつもの場所にいつもの装備を入れることができます。
「SENSE PRO 10 SET」は、ベストセラーである「ADV SKIN」をさらに軽量化して、より競技志向の強い仕上がりとなっています。勝負パックとしてお勧めしたい仕上がりです。10Lという容量は「ADV SKIN」の12Lと5Lの間を埋めるサイズなのもうまい設定と言えます。
より身体の一部に近い仕上がりとなり、着けているのを忘れるような一体感を味わってみてください。
SENSE PRO 10 SET
センス プロ 10 セット
・価格:¥19,800 (税込)
・容量:10L
・サイズ:UNISEX 2XS-XL
・カラー:3色
・重量:165g、249g(アクセサリー含む)(Mサイズ)
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