オールシーズン活用できる
高機能、スタイリッシュなソフトシェル
装備をできるだけコンパクトにしたいトレイルランニング。しかし、山は状況によって夏でも冷え込むこともあり、防寒着はマストアイテムといえます。そこで人気になるのがアンダー100gクラスのウルトラライトジャケットです。しかし、これはあくまでも最低限。性能的にもう少しハイスペックなジャケットも一枚は持っておきたいものです。そうなってくると次のターゲットは耐水、透湿性能を持ったソフトシェルではないでしょうか。
今回紹介するのは、「KJUS(チュース)」というブランドのソフトシェルです。「KJUS」はオリンピックで通算5つのメダルを獲得したノルウェーのアルペンスキー選手、ラッセ・チュースが立ちあげたスキーウェアのブランドで、ヨーロッパでは高級ブランドとして知られています。現在、ヨーロッパを中心に31ヵ国で展開中で、アジア地域では、2010年に日本に上陸しました(アジア初)。そして、2011年からはアウトドアウェアやゴルフウェアの分野にも進出し、総合スポーツウェアへの道を歩み始めています。KJUSのコレクションはシンプル・スポーティー・スリムフィットで機能性も抜群と、世界中で高く評価されています。トレイルランニング専用のラインはありませんが、十分に活用できる商品が多くあり、その一つが「MEN FASTTRACK JACKET」です。
メンブレンはエントラントのダーミザクス。優れた防水性、防風性、耐久撥水性、高耐水圧性、透湿性、低結露性、伸縮性を発揮します。もちろんフルシームや止水ジッパーという基本もしっかりと押さえています。また、チュース独自のフリーモーションという立体裁断とあいまって、ソフトで身体の動きにフィットする着心地を得られます。腕を大きく振ってもがさがさせずに身体との一体感を感じることができました。特に肩周辺は自然なフィット感です。フードは収納できませんが使用しないときはベルクロで開くのを防ぐ構造になっていますので気になることもありません。専用のベンチレーションは装備していませんが、大き目のポケットは内側がメッシュになっていて、ベンチレーション機能を兼ね備えています。重量は370g(編集部計測)です。
これからの季節であれば、標高の高いところ、夜間、雨天のときなど、ウルトラライトジャケットでは心配なシチュエーションで威力を発揮しそうです。もちろん、秋から冬にかけては使用頻度が上がってくると思います。とくに冬場は街でも里山でもメインに着用できるのではないでしょうか。
耐水性と同様に大切なのが表生地の撥水性。こちらも良好な結果だった | |
■価格/¥49,350 (税込)
■サイズ/48,50,52(S,M,L)
■カラー/ブルー(写真)、ブラック
■カラー/ブルー(写真)、ブラック
■素材/100% ポリエステル、裏地: 100% ポリエステル、フィルム: DermizaxTM
■耐水度/20,000mm(100%防水)
■透湿度/8,000g/m2 24h■KJUS(チュース)オフィシャルサイト