二つのソールが選べるS-LAB
選手用だが幅広いレベルで使用可能
しかし、今回紹介する「XT Wings S-LAB 4」「XT Wings S-LAB Softground」は、トップ選手にしか使いこなせないような難しいシューズではありません。入門者からでも使える幅広さを持ったオールラウンドな性能といえます。ベースとなっているのは「XT Wings」。定番となったレインボーカラーにカーボンルックの補強シールが張ってあり、ホールド感を高めています。この処理は高級感だけではなく「XT Wings 2」よりも、よりセンシティブに足にフィットしてくれます。アッパーのボリュームも狭すぎることなく、ほとんどのランナーの足にフィットしてくれるでしょう。サロモンの代名詞でもあるクイックレースも、もちろん搭載しています。ミッドソールは路面に近くなるにしたがって広がっていく台形状のプレートが踵部分に入っています。これにより、着地のショックをうまく吸収しながら、その反発を最大限に利用できる設計になっています。また、踵着地をして足が左右にぶれてしまっても、強力にセンターへ戻してくれるような直進性に優れた仕様になっています。選手用ということで躊躇する必要はまったくなく、スプリントからロングディスタンスまで、オールラウンドに使用できるシューズといえます。
さらに「XT Wings S-LAB」には2種類のアウトソールが用意されています。「XT Wings S-LAB 4」は細かくて浅いブロックの従来タイプ。「XT Wings S-LAB Softground」は「SPEED CROSS」のアウトソールに似た、大きくて高いブロックを採用しています。アウトソール以外の仕様は同じなのですが走行フィーリングは比べてみるとかなり違います。アスファルトの上で足をねじってみると「XT Wings S-LAB Softground」の柔らかさがよく判ります。「XT Wings S-LAB 4」は条件の良いトレイルやロードとの兼用に、「XT Wings S-LAB Softground」はやはりマッディな路面での食いつきが魅力です。
クッション性と反発性を両立させた独自の3層構造のミッドソール「acMUSCLE2」が最大の特徴。安定感と直進性が高い。 | |
XT Wings S-LAB 4
XT ウイング S-LAB 4
■価格/¥18,900(税込)
■カラー/ブライトレッド/インパクトイエロー/ブラック
■サイズ/24.0 – 29.0cm
■重量/325g (SIZE 27.0cm)
■アッパー/レースポケット、ガセット・タング、センシフィット、クイックレース、マッドガード、プロテクティブ・ラバー・トゥーキャップ
■ライニング/テキスタイル
■ソール/Running Contagrip、Contagrip HA、AGILE CHASSIS SYSTEM、acMUSCLE2、3層構造EVA、プロネーション・コントロール、OrthoLite
XT Wings S-LAB Softground
XT ウイング S-LAB ソフトグラウンド
■価格/¥18,900(税込)
■カラー/ブライトレッド/インパクトイエロー/ブラック
■サイズ/24.0 – 29.0cm
■重量/350g (SIZE 27.0cm)
■アッパー/レースポケット、ガセット・タング、センシフィット、クイックレース、マッドガード、プロテクティブ・ラバー・トゥーキャップ
■ライニング/テキスタイル
■ソール/Running Contagrip、Contagrip HA、AGILE CHASSIS SYSTEM、acMUSCLE2、3層構造EVA、プロネーション・コントロール、OrthoLite
■SALOMON https://www.salomon.com/ja-jp