トレイルランナー注目のニュースポーツ！「山岳スキー競技（SKIMO）」にチャレンジしよう！

「山岳スキー競技」（*略称 SKIMO・スキーモ）は、最近、日本で注目され始めている新しいスポーツです。ヨーロッパでは人気のスポーツで、日本のマラソン大会のように、冬の間は毎週末に各地でレースが開催されています。国際大会としてワールドカップや世界選手権も開催されており、さらには冬季オリンピックの候補種目にもなっている、これから大注目のウィンタースポーツです。
国内ではSKIMOのレースは、つい５年前には全国３か所のみでの開催でした。それが、ここ数年でレースの数が急速に増え、今シーズンは、全国各地７箇所で、10以上のレースが開催される予定です。今年も、長野県のヤマボクワイルドスノーパークにて新レースが誕生します。
SKIMOは自然の地形のなかで登ったり滑ったりするのを「楽しむ」スポーツです。そのため、「上手に滑る」ことを目指すだけのスキーとは、違った楽しさがあります。最近はランニング愛好者、特にトレイルランニングやスカイランニングの愛好者の参加が増えてきています。

*SKIMO：Ski Mountaineeringの略。広義では山をスキーで登り、滑る行為（山岳スキー）そのものを指します。狭義では、山岳スキーのレース（競技）を指すこともあります。最近、日本では後者の使われ方をすることが多いです。

山岳スキー競技（SKIMO）とは
スキーを使って雪山の決められたコースを走破し、そのタイムを競うレース。コース中には、スキーの滑走面にシール（滑り止め）を貼りつけて登ったり、オフピステ（非圧雪面）を滑ったり、またはスキーを担いで登ったりするセクションがあります。登りから滑りへ、滑りから登りへと切り替わるトランジションパートでは順位の入れ替えが起きることが多く、見どころの一つです。
種目は、バーティカル・インディビジュアル・スプリントの3種目。バーティカルは登りのみの競技で、インディビジュアルは登りと滑りの両方を含みます。スプリントも登りと滑りを含みますが、非常に短い距離で行われます。
スキー場内だけでなく、スキー場外の自然地形なども使って行われることもあります。このため、コースによっては、雪山登山に相当する装備が必携となることもあります。
道具は、通常のスキーに比べて、スキー・ブーツ・ビンディングともに超軽量で、登りにも適した仕組みとなっています。ハイテクな道具を身にまとい、心拍数を極限まで上げて、コースを駆け抜ける選手の様子は、見ている観客にも興奮と感動をもたらします。

■SKIMOとは　https://skimojapan.wixsite.com/skimojapan/skimo

2019／20 レース開催予定
種目:V=バーティカル S=スプリント I=インディビジュアル