過酷な競技の果てに見つけた、走ることの意味。
長距離走競技の中でも特に過酷とされる「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」。
この精神も肉体も極限に追い込まれる競技で、
前人未到の5回の優勝を果たしたリジ―・ホーカー氏。
本書は、彼女が挑んだレースの記録と、それを通じて
「走ることの意味」を模索するようになる過程が語られます。
圧倒的に美しい山の自然と一体になりながら走ること。
女性ランナーとして名声を得ていく過程。
自分の存在意義を脅かす、大きな故障との戦い。
走ることは、自身と向き合うだけでなく、世界や他の人達と
つながる方法でもあることに気がつくまでの、挑戦と思索の物語。
リジー・ホーカー(Lizzy Hawker)
1973年イギリス生まれ。サウサンプトン大学で海洋物理学の博士号を取得。高低差8500m、155kmを走るUTMBで5回の優勝を収めるほか、IAU100km世界選手権での優勝など、数々のレースでの受賞歴をもつ。
人生を走る: ウルトラトレイル女王の哲学
・¥2,200
・単行本:400ページ
・リジー・ホーカー(著)、藤村 奈緒美(翻訳)
・出版社:草思社
・発売日:2021/2/15