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Columbia Montrailアスリート須賀暁の「牡鹿半島シーサイドトレイル100 [宮城の絶景/10月]」

トレイルランナーにとって東北地方はまだまだ馴染みが薄い場所だろう。しかし、手付かずの自然が残る東北だからこその魅力がある。中でも三陸沖の最南端となる宮城県沿岸部は、リアス式海岸特有の海と山を同時に楽しめる貴重なエリアだ。

どこまでも続く海と山のコントラストが素晴らしい。写真はコース最大のハイライトとなる金華山。

そんな場所でこの10月、地元宮城県在住で東北を代表するトレイルランナーである須賀暁が「いつかここで100マイルを走りたい」と長年温めていたコースにチャレンジした。その名も「牡鹿半島シーサイドトレイル100」だ。

きっかけは7年前。須賀は仕事でこの地を訪れた際、景観の素晴らしさに感動し頻繁に走りに行くようになった。何度も訪れる内に、不思議と丁度100マイルのコースが取れることに気づいたという。コロナ禍でレースが少なかった今年、「今しかない」と今回のチャレンジを決めた。

東北のトップランナー高橋和之、通称「アミルさん」もチャレンジに協力。

コースは漫画の街として有名な「石巻」をスタートし、硯で有名な「雄勝」、サンマの街「女川」、そして「牡鹿半島」を繋ぐ160kmで、累積標高差は5700m、トレイル率は60%。どこを切り取っても素晴らしい海と山の景色が見られるが、特に牡鹿半島の景観は格別だ。

出羽三山、恐山に並ぶ奥州三大霊場の一つ「金華山」が牡鹿半島の先端に位置し、102km地点のおしか御番所公園から見える金華山は、コース最大のハイライトだ。その景色を明るい時間に見るためにスタートは16時。予定通り牡鹿半島の入ったところで朝日が昇り、晴天のもと景色を堪能しながら走ることができた。

雨上がりの晴天となった夜。星空と夜景を楽しみながら進んだ。

港町を出て山を越え、そしてまた港町に着く。そんな「街」と「街」をつなぐ旅を感じられるのもまた三陸沖、このコースの魅力でもある。

そして須賀にはもう一つの想いがある。

「100マイルの魅力を伝えたい」
「東北、宮城の魅力を届けたい」

以前から東北の魅力を発信したいと考えていた須賀は、動画の作成にもチャレンジした。東北のトップランナーの一人、高橋和之もチャレンジに協力。地元のローカルランナー達も撮影やサポートとして参加し、須賀自身も撮影をしながらこの100マイルを楽しんだ。

チャレンジをサポートしてくれた地元宮城の仲間達と石巻駅前で。

そんな今回のチャレンジのコンセプトは「笑顔で走る100マイル」。レースとは違ったプライベートチャレンジだからこそ、沢山の笑顔が動画には溢れている。須賀自身が企画し、編集では妻の真衣子さんが全面協力した18分の動画「牡鹿半島シーサイドトレイル100」。

東日本大地震から10年。復興を遂げつつある街の姿にも勇気をもらえるだろう。
見ればきっとあなたも100マイルの旅に、そして東北、宮城に出かけたくなるはずだ。

須賀 暁
1988年生まれ。山形県金山町出身。
山形中央高校、東北学院大学で駅伝に取り組む。
大学時代にトレイルランニングの世界へ。
ロングレースを中心に、全国の様々なレースに出場。宮城、山形を中心に普及活動にも力を入れる。
【戦績】
UTMF 4位(’16)
信越五岳100mile 8位(’18)
OSJ安達太良50k 優勝(’19)
TransJeju50k 準優勝(’19)
志賀高原エクストリームトレイル54k 準優勝(’20)
IZU TRAIL Journey 3位(’20)
中央アルプススカイラインジャパン 準優勝(’21)
トレイル&マウンテンランニング世界選手権2021日本代表
■blog https://ameblo.jp/0755237/

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