asics(アシックス)は、アシックススポーツ工学研究所がこれまで培ってきた知的技術と3Dプリンタを使った新たな製造方法を組み合わせた、競技やトレーニング後の身体をリラックスさせるなど、次のパフォーマンスへの準備におすすめのアフターパフォーマンスサンダル「ACTIBREEZE 3D SANDAL(アクティブリーズ スリーディ サンダル)」を開発。2022年7月20日からアシックスオンラインストアで発売します。
「ACTIBREEZE 3D SANDAL」は、パラメトリックデザイン手法※1と高度な3Dプリント技術※2によって実現した先進的な構造が特徴です。立体的かつ厚みのある格子構造を重ね合わせることで、優れた通気性とやわらかさをもたせながら、部位に応じて硬さを変えるなど足の負担軽減をはかる機能性を追求しました。特に、複数のサンダルやシューズにおける温湿度の比較試験※3では、「ACTIBREEZE 3D SANDAL」は足裏の湿度と温度をとても低く保てるという通気性に優れた結果が出ています。また、靴底の横幅を広くすることで、安定性も兼ね備えるなど、競技やトレーニング後のアスリートの快適な履き心地や歩きやすさにこだわりました。
「ACTIBREEZE 3D SANDAL」の展開は、asicsのアフターパフォーマンス領域への取り組みのスタートとなります。アスリートに高いレベルのパフォーマンスとプロテクションを提供するという高い目標の達成を目指します。
※1 パラメータを設定して数値を変えることで、膨大なデザインのバリエーションを生み出すことができる設計手法。
※2 Luxcreo(ラックスクレオ)社がもつ弾性に優れた素材の3Dプリント技術
※3 2022年7月時点、アシックススポーツ工学研究所調べ
■株式会社アシックス パフォーマンスランニングフットウエア統括部プロダクトマネジメント部長 AJ Andrassy(AJ アンドラーシ)のコメント
「私たちは、選手のニーズや競技特性などに応じてランニングシューズ「METASPEED(メタスピード)」シリーズのようなさまざまシューズを展開してきましたが、今回は3Dサンダルの提供を開始します。スポーツ用シューズの進化は、競技やトレーニングの際にアスリートが着用するものだけにとどまりません。「ACTIBREEZE 3D SANDAL」はそんな私たちの考えを具現化した製品です。今後も、アスリートのレース後の回復や心身の健康をさらに増進させる製品、サービス、環境を提供することで、アフターパフォーマンス領域の拡大をはかるなど、広い視野で人々の心と身体の健康を実現します」
■株式会社アシックス スポーツ工学研究所 主任研究員 波多野元貴のコメント
「このサンダルは、従来のものとは異なる性能や履き心地を提供します。開発においては、デジタル設計と3Dプリントの利点を生かし、高速に数多くのバリエーションを試作するなど、これまでと異なる新たな取り組みに挑戦しました。また、数式とパラメータの制御により、形状を自由に変化させ、複雑な三次元構造を設計する、パラメトリックデザインという手法を用いています。その結果、通気性と弾力性を兼ね備え、適度なやわらかさと安定性をもつ先進的なサンダルが完成しました。この設計や製造手法の確立は、お客さま一人ひとりの足形データやニーズなどにあわせてシューズの形状などをパーソナライズ化するという、アシックスが掲げる未来の実現にも近づいたと考えています」
ACTIBREEZE 3D SANDAL
(アクティブリーズ スリーディ サンダル)」
・品番:1013A122
・価格:9,900円(税込)
・カラー:ブラック×ブラック
・サイズ(目安サイズ):S(23.5~25.0cm)、M(25.5~27.0cm)、L(27.5~28.5cm)、XL(29.0~30.5cm)
・重量:280g(Lサイズ)
・素材:合成樹脂
・紹介ページ:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/actibreeze-sandal