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【BROOKS】トレイルシューズインプレッション @日光マウンテンランニング

BROOKSの主力トレイルシューズを履いた選手がフィーリングをレポート!

 

 

米国No.1ランニングシューズブランドとして知られるBROOKS(ブルックス)。ロードランニングシューズだけではなく、トレイルランニングシューズも注目されています。

現在、トレイルランニングシューズは4モデル(ゴアテックス仕様を含めると5モデル)。ロードシューズに近いスピードモデルから、テクニカルトレイルやロングトレイルに対応する本格派までラインナップを展開しています。

 

 

そこで、一般ランナーの方々はBROOKSのトレイルシューズのどんなところを気に入っているのか? を探ろうというのが今回の企画。

舞台は「日光マウンテンランニング大会」。スタートとゴールは世界遺産の中にある日光東照宮へと続く紅葉で彩られた表参道。コースのメインは日光霧降高原の雄大な自然を駆け抜ける大人気の大会です。ショートコース、ミドルコース、ロングコースを走った選手から、大会の感想やシューズのインプレッションをいただきました。

 

第七回 日光国立公園マウンテンランニング大会 Photo / 藤巻翔

■日光マウンテンランニング大会 https://www.nikkorun.com/

 

今回、選手が履いたのは下の3モデル。左から、高反発のスピードモデル「カタマウント(Catamount)」、テクニカルトレイル対応のオールラウンドモデル「カスケディア 16(CASCADIA 16)」、クッション性に優れたロングトレイルモデルの「カルデラ 6(Caldera 6)」。

 

Impression

 

板橋黎華さん
・ロングコース 56km:6:17:05
・使用シューズ:カルデラ 6(Caldera 6)
トレイルランニング歴は2年。大会出場は10回目。2022年スカイライントレイル菅平 22km 女子総合1位。

大会の感想
「国立公園の日光山輪王寺がスタートゴール。日の出前のスタートで景色の変化やいろは坂を登りながら紅葉を見たり、いろは坂や中禅寺湖など普段走れないところを走れたのがよかったですが、ほぼロードの走れるコースで30キロ続く登りと27キロの降りが辛かったです。エイドがとても充実していて、日光の羊羹がとてもおいしかった!」

 

 

カルデラ 6の感想
「ミッドソールが厚くクッション性が高いです。大会はロードが多いコースだったのですが、シューズがしっかりと衝撃を吸収してくれたので足の負担は少なかったです。降りの林道も小さな石がゴロゴロしていましたが、足裏が痛くなることもなく、平地を走っているかのようでした。カルデラ 6はクッション性が高いので足のダメージを抑えたい、ロードもトレイルも長い距離を走りたい方向き。ロードや林道の多い走れるコースで、50kから100マイルレースなどのロングレースに適していると思いました」

 

カルデラ 6
・価格:¥17,600(税込)
・サイズ:Men’s 25.0-29.0cm / Women’s 22.5-26.0cm
・スタックハイト(実測値):ヒール 26mm フォアフット32mm
・ドロップ:6mm
・重量:320g(27.0cm/片足)

 

【Review】BROOKS「CALDERA 6(カルデラ6)」

 

 

石井雄三さん
・ミドルコース 32K:4:27:55
・使用シューズ:カタマウント(Catamount)
フルマラソンのPBは2:45’18″。トレイルランニング歴は1年。大会出場は3回。2022年 成木の森トレイル年代別 1位。何かの大会で総合優勝してみたい。

大会の感想
「初出場でしたが、また出たいと思える大会でした。11月の日光。何より紅葉が映えて視覚的にも楽しかったです。レース中の天気は晴れのち曇り。暑くないので、エイドまでの間で水分やミネラル不足にならなかったです。かと言って寒すぎもなく、終始シェルは使わずに半袖とアームカバーで走れました。コース序盤〜中盤のロード、トレイル、階段と飽きることの無い登りを楽しめました。特に1445段の階段である天空回廊は、想像以上のきつさでした(笑)。登り切った時には脚は完売してました。トレイルラン慣れしている周りの人達はこのコースを淡々と登り、後半もタレることなく力強く走っていて、力の差を感じました。来年出場するときまでに、長い上りを効率よく登り続ける力をつけたいと思います。コースは全体的にマーキングテープも多くあり、単独走になっても迷うことはほぼありませんでした。エイドの頻度も多く補給に困ることはありませんでした。総合的にストレスを感じることなくレースに集中して走ることができた素晴らしいレースで、来年もまた出場したいです!」

 

 

カタマウントの感想
「他のトレランシューズよりもアウトソールが固く、掴みすぎないバランスの良いグリップ感で、とくに、比較的硬いコースやロードでも足がブレなくて、靴内で足がズレることもなかったです。下りも途中からは信頼して速度を出せました。ドロップ差は6mmとバランスが良かったです。ミドルコースでは渓流を横断して靴が濡れる場面が2回ありましたが、カタマウントには排水スリットがあるお陰で水捌けが良く、終始足が重くなかったです。私は元々ロードの大会をメインに出場する市民ランナーですが、普段フルマラソンなどで履くロードシューズと近い感覚でぐんぐん走りたいと思える靴でしたので、私と同じような、ロードランナーでトレイルを始めたい人には是非お勧めしたいシューズです」

 


カタマウント
・価格:18,000円+税
・サイズ:メンズ 25.5-29.0cm / ウィメンズ 22.5-26.0cm
・重量:272g(メンズ27.0cm)/250g(ウィメンズ24.0cm)
・ドロップ:6mm

【Review】BROOKS「CATAMOUNT(カタマウント)」

 


近藤 碧さん
・ミドルコース 32K:5:20:29
・使用シューズ:カタマウント(Catamount)
トレイルランニング歴は約8ヶ月。今回の日光が3回目の大会出場。いつかは100mileなどのロングレースに挑戦したい。

 

大会の感想
「紅葉が真っ盛りでどこを切りとっても良い景色で飽きないコースでした。特に霧降牧場や高原を駆け降りるところは、女峰山が綺麗に見えたり、景色も最高。草むらのトレイルを駆け降りるところは1番気持ちよかったです。また、天空回廊の1445段から見る景色が、今まで通ってきたところを一望できて達成感を感じました。丸山の山頂までの登りはとにかく辛かったですが、絶景が多かったおかげで頑張れました。後半はテクニカルなトレイルもありましたが、ぐんぐん走れるダウンヒルやふかふかトレイルなどもあり、気持ちよくて疲れを忘れダッシュする勢いで駆け降りることができました。自然魅力を32kmにぎゅっと詰め込んだような贅沢なコースでした」

 

 

カタマウントの感想
「ランニングシューズのような履き心地で、とても軽い! というのが第一印象です。ランニングシューズのような履き心地だけど、足首周りがしっかりフィットし安定性も感じられました。シュータンが柔らかくて、長時間履いても圧迫感など全く気にならないところも良かったです。林道やロードでは反発を感じられて、良いテンポで走れました。反発があるもののソールは硬すぎずクッション性も兼ね備えているので、スピードに乗ったままロード・林道パートを走り続けることができました。トレイルの登りでは、ランニングシューズのような軽さにグリップ力が加わり、しっかり地面を捉えて登れました。下りではラグが浅くて若干滑るかもしれないと思っていましたが、急な下り坂を思いっきり走っても、グリップ力がしっかりあって、テクニカルな場面や木の枝が多いところでも滑ることはなかったです。カタマウントは反発力もクッション性もあるのでショートからロングまであらゆる距離に対応できる万能シューズだと思いました。特に、ロードや林道パートなど走れるところが多いコースに向いていると思います。初心者から、上級者の方まで使用できるシューズだと思いましたが、特にロードなどのレースも走るランナーや、レースで上位を狙いたい・スピードを出したい方などにはぴったりだと感じました」

 

第七回 日光国立公園マウンテンランニング大会 Photo / 藤巻翔

 

 


津田一馬さん
・ミドルコース 32K:7:30:16
・使用シューズ:カルデラ 6(Caldera 6)
トレイルランニング歴は1年4ヶ月。 レースは5回目。今まで走ったトレイルレースは最長で43km程なので、いつかはロングレースを走ってみたい。

大会の感想
「天空回廊と呼ばれる1445段の階段は登るのが本当きつかったですが、景色も絶景で、その後のゲレンデのような勾配もスピードが出て爽快でした。11月と言うことで紅葉も美しいし、何よりスタートとゴールが日光東照宮という贅沢すぎるレースでした。ゴール手前の直線で観光客の方から声援をもらえるのも、トレイルのレースにはあまりなくとても力になりました! ですが序盤でハムストリングを軽く肉離れをしてしまい、そこからは足を引きずりながら進んだので身体的にはずっと辛かったです(泣)。なんとか気力で完走はできて本当によかったです」

 

 

カルデラ 6の感想
「今まで履いてきたトレイルシューズの中では一番厚底で、ミッドソールがとてもソフトでふかふかでした。なので下りでスピードが出るような場面でも足への負担が少なく走りやすかったです。横幅がワイドなモデルなので、足幅が広い僕でも全く痛くならずに最後まで走ることができました。足裏の感覚を感じたいとか、とにかくスピードを出して走りたいという人よりは、足に優しく安定感を持って走りたい初心者〜中級者の方におすすめしたいです」

 

第七回 日光国立公園マウンテンランニング大会 Photo / 藤巻翔

 

 


石川里菜さん
・ショートコース15km:2:45:40
・使用シューズ:カスケディア 16(CASCADIA 16)
トレイルは初心者。数年前から、年数回は山へ。大会出場は今回が初。距離やタイムにこだわらず、自然と一体になるような感覚で、強く綺麗に駆け抜けたい。

大会の感想
「︎日光の自然、秋の山々を、たっぷり感じられました。透きとおる空気、色づく木々、鳥のさえずり、川や岩や土、ショートコースでも存分に堪能しながら走っていました。登りはどこも脚にきてキツかったです」

 

 

カスケディア 16の感想
「︎ロードもトレイルも、非常に走りやすかった。トレイルランニングシューズはソールが厚くてぼこぼこで重いというイメージがあったのが、カスケディア 16は見た目も履き心地も、軽く、ソールの作りも、ほぼ通常のランニングシューズのような感覚でした。それでいて、トレイルでのグリップやホールド感はしっかりあり、スリップなどに気を取られず、しっかりと前に進めました。ロードが半分くらいを占めるコースでしたが、ロードランニングシューズに近い履き心地でもあったため、ロードも軽やかに走ることができました。カスケディア 16は、ある程度スピードも出せるシューズだと感じたので、ショートレースでタイムを狙いたい方や、ロードも多いコースの時に、より適しているのではないかと感じました。︎初心者から速い選手まで誰でも履ける、馴染みやすいシューズだと感じました」

 

カスケディア16
・価格:¥15,400(税込)
・サイズ:WOMEN’S 22.0-26.0cm / MEN’S 25.0-30.0cm
・カラー:WOMEN’S 2色 / MEN’S 2色
・ドロップ:8mm
・素材:アッパー/シングルレイヤーダブルメッシュ ソール/EVA
・重量:298g(27.0cm / 片足) 270g(25.0cm / 片足)

【Review】BROOKS「CASCADIA 16(カスケディア 16)」

 

いかがでしたか? BROOKのトレイルランニングシューズは、それぞれ個性がありますが、さまざまな条件にオールラウンドに対応できるので、距離や路面状況に関わらず期待に応えてくれるのが、コメントからもわかってもらえると思います。あらゆるレベル、あらゆる状況、あらゆる距離に対応できるBROOKSのトレイルランニングシューズを、ぜひチェックしてみてください。

 

 

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■BROOKS   http://www.brooksrunning.co.jp/

 

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