焼け付く砂漠、果てしない山、薄い酸素、漆黒の闇夜、眠気、嘔吐、幻覚症状…。人を寄せ付けない大自然の中、体力と気力の限界を超える究極のレースがある。過酷なレースはなぜ人々を惹きつけるのか。
フルマラソン以上の距離を走る人たちをウルトラランナーと呼ぶ。かつてのウルトラランナーはランナーのほんの一部しかいなかった。それが近年、世界中のランナーがウルトラレースを走っている。憧れのレースに出るためには他のレースを完走し、ポイントを集めなければならず、そのためのエントリーフィーも高額だ。著者自身も世界一有名なトレイルランニングのレースUTMBで100マイルを走るべく、オマーンの砂漠から、ロッキー山脈まで、あらゆる場所でウルトラを走る。そこまで人々がウルトラレースに魅了されるのはなぜなのか。その理由を探るため、一般ランナーからトレラン世界王者キリアン・ジョルネまであらゆるウルトラランナーにインタビューし、多彩な人物たちとの出会い、自身の経験からウルトラレースの真の魅力に迫る。
・価格:¥2,860(税込)
・出版社:青土社
・アダーナン・フィン (著)
・児島修 (翻訳)
・単行本:430ページ
・寸法:13×3.1x19cm
・ISBN-10:4791776208
・ISBN-13:978-4791776207
・発売日:2024/3/4