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suunto トレイルランニング

【JMAR】トレイルランニングに関する実態調査

トレイルランニング参加人口20万人、潜在人口70万人!
拡大を続け、市場規模約150億円まで成長した
トレイルランニング市場を徹底解明

株式会社日本能率協会総合研究所では、成長を続けるトレイルランニング市場の実態を把握するため、2014年8月20日(水)~8月2日(日)に、「トレイルランニングに関する実態調査」を実施しました。調査結果より、現在のトレイルランニング参加人口が約20万人に到達し、参加層は消費行動が非常に旺盛であることが明らかになりました。また、今後参加が期待できる潜在人口が70万人にも上っており、潜在層の参加を促し更に市場を拡大するために、業界として取り組むべき課題が明らかになりました。

●トレイルランニング参加人口は約20万人。
今後参加が期待できる潜在人口は約70万人

調査の結果、マラソン・ジョギング実施者の3.2%がトレイルランニングを実施しており、参加人口は約20万人(19万8千人)と推計。今後の参加意向がある潜在層は、約70万人(70万9千人)と推計。

●トレイルランニング参加層の3人に1人以上が大会・レース参加。
ロードランの延長程度も多い

「競技性の高い大会・レースに参加し記録更新を目指す」シリアス層は7.0%。「記録よりも楽しみ重視で大会参加」と合わせ、トレイルランニング参加層の35.3%が大会・レースに参加。「ロードランの延長で山を走っている程度」も37.5%存在。

●きっかけは「ロードランや登山の延長」。
目的は「山道を走る爽快感」等で、多様な魅力がある

開始のきっかけは「ロードランの延長」(60.5%)、「登山・トレッキングの延長」(40.3%)、「友人・知人の誘い」(36.8%)の順。トレイルランニングは、「山道を走る爽快感」(55.3%)、「山や自然を感じられる」(55.0%)、「身体が鍛えられる」(49.5%)、「走力や技術を向上したい」(38.3%)等、様々な目的で実施されており多様な魅力がある。

●参加層のトレイルランニング消費年額平均は約7万5,900円。
トレイルランニング市場規模は推計で約150億円

参加層はトレイルランニングだけで年間平均7万5,873円消費(大会・レース参加費1万4,134円、用品購入費3万8,262円、旅費・交通費2万3,477円)。スポーツ活動全般の消費金額も19万6,300円と高い。トレイルランニングの参加人口にトレイルランニング消費金額を乗じると、トレイルランニング市場規模は推計で約150億円(※注:参加層の消費金額ベース)。

●潜在層は「走力・技術不足」や「知識不足」で躊躇。初心者向け講習会や楽しむイベントが重要
潜在層がトレイルランニングを開始しない理由は「走力や技術がまだ十分ではない」(45.0%)、「トレイルランニングの知識がない」(41.3%)、「どこで走れるのかわからない」(32.0%)、「一緒にやる仲間がいない」(30.3%)等が上位。また、「走り方・山の知識を教えてくれる初心者向け講習会」や「景色を楽しむ・現地食を楽しむイベント」等へのニーズが大きく、潜在層の参加を促すためには、初心者向け講習会や楽しむイベント等を増やし、参加に対する心理的なハードルを下げ、参加のきっかけを提供することが重要と考えられる。

 

1.トレイルランニング参加人口・潜在人口の推計結果
トレイルランニング参加層は、20~69歳マラソン・ジョギング参加層の3.2%、20~69歳全体の0.2%で、参加人口は推計19万8千人。トレイルランニング潜在層(現在は実施していないが、今後実施する意向がある層)は、20~69歳マラソン・ジョギング参加層の11.6%、20~69歳全体の0.9%で、参加人口は推計70万9千人。いずれの層も男性が多い。潜在層のほうが若干女性の割合が大きい。また、いずれの層も30~40代で5割以上を占め、50代がそれに次ぐ割合となっている。さらに、いずれの層も関東が半数近くを占める。

2.トレイルランニング参加層の取組スタンス
トレイルランニング参加層の取組スタンスをみると、「競技性の高い大会・レースに参加し記録更新を目座す」シリアス層は7.0%で、その大半は男性。関東ではシリアス層は10%程度。「記録よりも楽しみ重視で大会・レースにも参加」と合わせ、35.3%が大会・レースに参加している。一方で、「ロードランニングの延長で走っている程度」が37.5%存在し、中部では46.4%と他の地域よりも多い。

3.トレイルランニング開始のきっかけ
/トレイルランニング実施の目的

トレイルランニングを開始したきっかけは、「ロードランニングの延長で」(60.5%)、「登山・トレッキングの延長で」(40.3%)、「友人・知人の誘い」(36.8%)と続く。トレイルランニング初心者のニーズが高い「トレイルランニング講習会・ツアー等」は、2.3%と僅かに留まっている。また、トレイルランニングを実施している動機は、「山道を走る爽快感を味わえる」(55.3%)、「山や自然を感じられる」(55.0%)、「身体を鍛えられる」(49.5%)、「走力や技術を向上したい」(38.3%)と続く。山や自然を楽しむこと、記録やレースへの挑戦、観光・交流等、トレイルランニングには多様な魅力があることが窺える。

4.トレイルランニング参加層の用品購入状況
/消費金額と市場規模(推計)

トレイルランニング用品の購入状況をみると、比較的消耗しやすい「シューズ」は6割以上が1年間に1足以上購入している。逆に、「バックパック」は、6割以上は、最近1年間に1個も購入せず、以前購入したものを使っている。トレイルランニング参加層は、トレイルランニング活動で年間平均7万5,873円を消費しており、内訳は、「トレイルランニング用品購入」3万8,262円、「大会・レース参加費」1万4,134円、「旅費・交通費」2万3,477円。トレイルランニング活動の年間平均消費金額をトレイルランニング参加人口に乗じると、トレイルランニングの市場規模は、約150億円と推計される。

5.トレイルランニング潜在層がトレイルランニングを開始しない・できない理由
/講習会・イベントの利用意向

潜在層がトレイルランニングを開始しない理由は、「走力や技術がまだ十分ではない」(45.0%)、「トレイルランニングの知識がない」(41.3%)、「どこで走れるのかがわからない」(32.0%)、「一緒にやる仲間がいない」(30.3%)等。また、「ビギナー向け走り方講習会」(60.5%)、「景色を楽しみゆっくり走るツアー」(50.0%)、「山の知識の講習会」(36.8%)、「現地食を楽しむイベント付ツアー」(27.0%)等へのニーズが大きく、潜在層の参加を促すためには、初心者向け講習会や楽しむイベント等を増やし、参加に対する心理的なハードルを下げ、参加のきっかけを提供することが重要と考えられる。

 

・調査名称/トレイルランニングに関する実態調査
・調査期間/2014年8月20日(水)~8月24日(日)
・調査対象
【一次調査】
現在マラソン・ジョギングを実施している20~69歳の男女
【本調査】
①参加層/現在トレイルランニングを実施している20~69歳の男女、
②潜在層/現在トレイルランニングを実施していないが、今後実施する意向がある20~69歳の男女
・調査方法/インターネット調査
・回収数:【一次調査】11,077人【本調査】800人(①参加層:400人、②潜在層:400人)

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