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東京ガールズラン(TOKYO GIRLS RUN)白馬国際トレイルラン Report

東京ガールズラン(TOKYO GIRLS RUN)メンバーが出場!
白馬国際トレイルラン疾走レポート

2014年9月14日(日)
第4回白馬国際トレイルラン
@長野県北安曇郡白馬村

トレイルラン日和に恵まれた9月14日(日)、98年の冬季オリンピックの会場としても知られる白馬村(長野県北安曇郡)で、デサントが特別協賛する「白馬国際トレイルラン」が開催されました。今年で4回目を迎えるこの大会は、地元・白馬村の人たちが前夜祭から後夜祭まで温かくもてなしてくれる″とにかく楽しい大会″。今年は山頂でも参加選手に声援を送ろうと「応援バスツアー」を実施。会場では、地元の小・中学生のボランティアスタッフがレースを終えたランナーのチップを外してくれるなど、「白馬国際トレイルラン」ならではの″おもてなし″も随所にみられました。
トレイルランナーに人気のこの大会はリピーターも多い。今回はロングコース(51.4km)に794人、ミドルコース(35.7km)に562人、ショートコース(20.7km)に374人、そしてファミリー&トライアル(6.9km)に237人がエントリー。当日はおよそ1,800人ものトレイルランナーが白馬の大自然を駆け抜けました。

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TOKYO GIRLS RUNから3人のモデルがエントリー
今回の「白馬国際トレイルラン」には、デサントがサポートするTOKYO GIRLS RUNのメンバーも出場。TOKYO GIRLS RUNとは、東京ガールズコレクションに出演したモデルをメンバーとする、女の子のランニングカルチャーをリードするランニングチーム。ランニングを楽しみながら、健康でキレイなカラダをつくっちゃおう!というモデルたちが集合しています。
走るのは、その中から選抜された大木美佳(おおきみか)さん、大杉亜依里(おおすぎあいり)さん、横地尚子(よこちなおこ)さん。ショートコース(約21km)に出場しました。ショートは距離こそ短めですが、最大標高はロング・ミドルコースとほぼ同じ1,290mで、累積標高は1,035mもあります。5.8km地点の第1エイドから山頂目指して延々と4kmの登りが続くほか、12.1km地点の山頂付近からは2.5kmの斜度がきつい下りが待っているなど、なかなかタフなコース。

この3人はいずれも真剣にランニングと向き合っている″才色兼備″のランナー。大木さん、大杉さん、横地さんのラン歴をご紹介します。

02TOKYO GIRLS RUN最速、大木美佳さん
ランニングを始めたのは2年ほど前。「ランニングウェア一式をもらったのがきっかけ」でした。ジムのトレッドミルで走り、2km、3kmと距離を伸ばしていったそうです。ランナーとして転機となったのが、一昨年12月の那覇マラソン。大木さんはなんとか初フルでの完走は果たすも、思うような走りができませんでした。これでランナー魂に火がついた大木さんは奮起。「実家がある千葉・銚子に帰った時は、負荷がかかる砂浜を走ったり、強い海風の中で、20km走もやりました」。すると昨年11月の筑波マラソンで、「サブ4」を達成。今年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは3時間51分39秒を記録。これはTOKYO GIRLS RUNのメンバーで、最速タイムでもあります。
「ランニングと出会って、モデルとしての仕事の幅が広がりました。私にとってランニングは今やお仕事の1つ。女性ランナーの憧れの存在になりたいですね」
大木さんは「長い距離を走る時はクッショニング重視のシューズを選ぶ」など、シューズに対する意識も高い。「消耗してくると機能も役割を果たさなくなるので、気に入ったシューズは同じものを2足購入している」そうです。

03初フルでサブ4達成、大杉亜依里さん
中学時代、ソフトテニス部だった大杉さん。もともと走るのは好きで、得意だったそうですが、本格的なトレーニングをスタートしたのは昨年の11月に入ってから。それなのに初フルとなった翌月のホノルルマラソンで、あっさりサブ4を実現。自身2度目のレースとなった今年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは、ホノルルでのタイムを約1分縮める3時間55分51秒をマークしました。タイムのさらなる向上を目指す大杉さんは、週に2、3回走っているほか、神奈川・足柄の山での″峠走″も毎週のように行っているそうです。「舗道を13km登って13km下るのですが、ロードレースのいいトレーニングになっています」。大会の直前になると、距離を踏む日とスピード練習の日が加わるそう。
「ランニングが″日常″になってから、自分の中の時間がゆっくりになったような気がします。走る時は自分のペースで走るので、普段の生活でも自分のペースが確立できるようになったのだと思います」

04今後の成長に期待の横地尚子さん
以前からランニングが日課だったのが横地さん。とはいえ本人いわく「″気の向くまま、足の向くまま″のユルイ感じだった」そうです。本気でランニングに取り組むようになったのは今年の4月から。翌月に行われる軽井沢ハーフマラソンという目標ができたからだそうです。それは横地さんにとって初レースでしたが、1時間44分の好タイムを記録。これには周囲もビックリでしたが、本人が一番驚いたようで「最初が良かった分、次はそれを超えなければ、とプレッシャーにもなっています」
普段はヒールを履くよりもスニーカーが多いという横地さん。ランニングシューズではまずかわいいものを探し、その中から自分の足に合ったものを選ぶこだわりを持っています。
「今は走っている女の人が多いですよね。すれ違うとなんか嬉しいし、私ももっとがんばろうという気になりますが、その人がオシャレで恰好いいともっと刺激になります。私もそう思われるランナーになりたいです」

レース前日の意気込みは?
レース前日に白馬入りした大木さん、大杉さん、横地さんの3人はTOKYO GIRLS RUNのロゴが入ったランニングウェアに着替えると、まずコース説明会を受講。その後、前夜祭に出席し、スペシャルゲストランナーとして壇上で紹介されました。
実は3人にとってトレイルランのレースは初めて。トレイルランに対してどんなイメージを持っていて、どんな意気込みでレースに臨むのか訊ねてみると、こんな答えが返ってきました。

大木 「足柄山を走った経験はありますが、それは舗装したところだったので……、トレイルランのイメージがわきません。レースではケガをしないよう、白馬の自然を楽しみたいと思います」

大杉 「トレイルランはタフな競技という印象もありますが、女性ランナーも多いというのは知っています。ハードだけど楽しいのでは? ロードの大会ではどうしてもタイムにこだわってしまいますが、今回はトレイルなので、自然を楽しみ、周りのランナーとも声をかけ合って、一緒に楽しみたいと思います。」

横地 「トレイルですか? 想像もつかないですね。前知識も全くありません。その分、まっさらな状態でトレイルを走り、ひとつ一つ勉強しながら楽しみたいと思います」

前日は白馬の空気でリフレッシュ万全な状態でいざレース会場へ
いよいよレース当日。スタート1時間半前に会場入りした3人はみな、すっきりした顔をしていました。心と体の準備が万全、という感じ。聞けば、白馬の空気がそうさせたのか、昨夜は3人ともぐっすり眠れたそうです。モデルという職業柄、不規則な生活を強いられることもあるでしょう。大杉さんは「こんなによく眠れたのは半年ぶり」と、横地さんは「マイナスイオンの空気に癒されて、私も久々に熟睡できました」と話してくれました。宿の夕食も、肉と高原野菜のしゃぶしゃぶをはじめ、地元の山菜、川魚などの料理が何品も並ぶ″ランナー仕様″だったとか。大木さんは「ボリューム満点で栄養補給もバッチリです」と言うと「ロードの大会の時はどうしても緊張が先に立つのですが、昨夜はゆっくりできたせいか、とてもリラックスしています」。

05横地さんが圧巻の走りで女子9位に!
レース開始からおよそ2時間と18分ほど経った頃、ショート女子のトップ選手がゴールに到着。その20分ほど前にあった撮影隊からの連絡によると、横地さんは、トップとさほど差がないという。初トレイルレースなのにこれは速い! 果たして何位でフィニッシュ付近に姿を現すか!? 期待をしながら待っていると、女子1位選手がゴールしてから約27分後、横地さんが笑顔でフィニッシュ地点に到着。記録は2時間45分16秒! 堂々の女子9位という成績でした。

タイムは全く気にしていませんでした(横地さん)
「タイムは全く気にしていませんでした。9位と聞いてもどこかピンとこない。走り切ることに必死でした。印象的だったのは下りですね。【要注意】というのを見るたびに″小心モード″になりましたが(笑)、一緒に走っているランナーや、温かい応援が力をくれました。吹く風も心地よかったですね。白馬の自然も、頂上付近からの絶景も楽しめました。今回のトレイルランで初めて使った筋肉はビックリしたでしょうが、ロードの練習にもなるし、またトレイルを走ってみたいです」


06大木さんと大杉さんは手をつないでフィニッシュ
大木さんと大杉さんがフィニッシュ地点に姿を現したのは、横地さんがフィニッシュテープを切ってから、およそ20分後。並走していた2人は白い歯を見せながら、手をつないでゴールした。タイムは3時間8分26秒(26位)。横地さんには及ばなかったものの、初めてのトレイルレースを好タイムでまとめました。さすがTOKYO GIRLS RUNから選抜された2人です。

完走できたので……、今回はそれで十分(大木さん)
「思ったよりも過酷でしたね(苦笑)。前半はゆっくり走れと(今年8月22日にTOKYO GIRLS RUNを対象に行われた、「デサントショップ東京」主催の初心者向けトレイルラン・クリニックでも)言われていたのですが、実際に走ってみて、その意味がよくわかりました。特にきつかったのが、(山頂付近からの)2.5kmの斜度が高い下りです。足のどこにどう力を入れたらいいかなかなかつかめず、何回もこけました(苦笑)。それでも下りの後のフラットなところは、いつもよりスムーズに走れるなど、トレイルランはロードの練習にもなると実感しました。機会があれば、ランニング量が落ちる夏場に、またトレイルを走りたいですね。ペース配分も分かりませんでしたが、完走できたので……、今回はそれで十分です。大杉さんと一緒にゴールできて、絆も深まりました」

エイドではいろいろなランナーと声をかけ合った(大杉さん)
「大自然の中を完走した達成感でいっぱいです。どんなコースか想像もできなかったので、初めて見るものや、初めて体験するものを新鮮な気持ちで楽しむことができました。当たり前ですが、周りは自然しかなく、不思議な世界でした。吸う空気も気持ち良かったです。トレーニングでよく峠走はしているのですが、舗道とトレイルでは全く違いました。コースとしては、傾斜がある下りはきつかったですね。木の根につまずきそうにもなりました。特に印象に残っているのが、岩岳山頂の第2エイドがあるところからの光景です。ここまで走ってきたんだ、と振り返ることもできましたし、あと半分がんばろうと、気持ちの切り替えもできた。エイドではいろいろなランナーと声をかけ合ったのですが、こういうのもトレイルランレースの醍醐味だと思いました」

3人の走りを支えたデサントのランニングギア
3人の走りを支えたのが、デサントのランニングギア。まず3人揃って評価が高かったのがシューズ。3人は素足感覚で走れる「Inov-8」のトレイルラン用を着用。斜度がある下りのトレイルを走るのは3人とも初経験でしたが、「シューズがしっかりグリップしてくれた」そうです。横地さんは「ぬかるんでいたところも、シューズのおかけでうまく走れました」と感想を述べていました。

「トレイルラン専用のソックスのテクノロジーが実感できました」と話してくれたのが大杉さん。
「レース前にこのソックスを開発した方から機能について話を聞いたのですが、実際走ってみると、なるほどという感じで、足指で地面をつかんでいる感覚がありましたし、踵がしっかりホールドされるので、足の負担が軽減されたような気がします」

ランニングギアに詳しい大木さんが絶賛していたのが、ウェアの通気性。3人が着用した、ピンクをベースに袖にブルー(ターコイズ)をあしらったウェアは来年の春夏モデルですが、表面のメッシュは風がよく通る構造で、内側の肌面は撥水加工が施されています。そのため、レース当日は白馬の最高気温は30度近くありましたが、大木さんは「ウェアがベトつかず、快適に走れました」とコメント。また大木さんはタイツ(GENOME)の機能もしっかり体感できたようで「下りでの踏ん張りがききました」と感想を述べてくれました。

■TOKYO GIRLS RUN  http://tokyogirlsrun.com/
■DESCENTE http://www.descente.jp/
■DESCENTE SHOP TOKYO http://www.descente.jp/shoptokyo/

 

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