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【鎌倉トレイル協議会】鎌倉はこう走ろう。《鎌倉トレイル・ガイダンス&ルール》を公開

鎌倉トレイル協議会は《鎌倉トレイル・ガイダンス & ルール》を公開しました。

この《鎌倉トレイル・ガイダンス&ルール》の内容は恒久的なものではなく、トレイル利用の状況に応じて追加、修正されるとのこと。

《鎌倉トレイル・ガイダンス & ルール》 
古都鎌倉には豊かな自然があります。
ここでは自然を感じ、歴史を味わい、ゆっくり進みましょう。
鎌倉のトレイルは、からだを鍛えるためにあるのではなく、心を豊かにするためにあります

1)人と自然に感謝しよう。
鎌倉の自然環境やトレイルの地権者、管理者、地域の寺社仏閣、住民の方々、他のトレイル利用者に対して、常に「走らせてもらっている」という謙虚な気持ちで利用しましょう。

2)挨拶をしよう。 
トレイルでハイカーや観光客など出会う人に「こんにちは」と元気に挨拶をしましょう。こちらから声をかけることで、トレイルを共有する人とコミュニケーションをとりやすくなります。山を走るトレイルランニングには、ここにあるようなマナーや心構えが必要ですが、どれもむずかしいことではありません。たとえば、この挨拶は一般社会で当たり前のこと。ひとりひとりがマナーや心構えを持って走れば、鎌倉のトレイルを利用する他の人々との共存へのきっかけになるでしょう。

3)坂道はハイカー、観光客、親子連れが優先です。
道幅の狭い坂道では、下る人が手前で立ち止まって脇に避け、上る人に道を譲る「上り優先」が普通です。しかし、多くの人が利用するこの鎌倉では、坂道の上り下りに限らず、平坦な道でも状況に応じて臨機応変に判断し、ハイカーや観光客、親子連れに道を譲りましょう。

4)すれ違うときは走らず、歩いて。
a)ハイカーや観光客にとって鎌倉のトレイルは、名所巡りや自然鑑賞のために歩く道です。走って近づいてくるトレイルランナーに「違和感」を感じたり「怖い」と思う人もいるでしょう。トレイルの先にハイカーを認めたら、走るのを止め、歩いて進み、歩いてすれ違いましょう。また、道幅が狭いところでは立ち止まって脇に寄り、ハイカーや観光客に道を譲りましょう。もちろん挨拶も忘れずに。

b)見通しの悪いコーナーや分岐では、その先にハイカーや観光客がいるかもしれません、必ず速度を落とし、歩いて通過しましょう。

c)道幅の狭いトレイルでハイカーや観光客に追いついてしまったときは、前の人の速度にあわせ、後について歩くのが原則です。道幅が広くなったところで、挨拶をして横に並び、歩いて追い越しましょう。
ハイカーや観光客が、後ろについたランナーに気がつき、親切に立ち止まり、脇に避けて道を譲ってくれることがあります。このときも歩いて脇を通り抜け、「ありがとうございます」と、相手の好意にお礼を言いましょう。

5)後ろから声をかけない方がいいときもあります。
a)「山の中、他には誰もいないはずなのに…うわあ、真後ろに人がいた」、これには誰でもびっくりします。多くの山では、前を行く人に追いついたときは、驚かれないように10mくらい近づいたところで、後ろから「こんにちわ」と声をかけ、こちらの存在に気づいてもらいます。
ですが、この鎌倉では、賑わっている時刻、区間では、前からも後ろからも大勢の人がやってきます。後ろから声を出して存在を気づいてもらう必要はないでしょう。ランナーが来るたびに後ろから声をかけられて嫌な思いをさせてしまうかもしれません、状況に応じた賢い判断が必要です。

b)ひとりひとり間隔をあけてグループで行動しているときは、ハイカーや観光客とすれ違うときに先頭が「あと○人やってきます」、最後尾は「私でおしまいです」などと伝えるのもマナーです。

6)トレイル以外に足を踏み入れない。 
a)動植物を傷つけたり、採取してはいけません。裸地(多くの人が通行することで踏まれて植物が育たなくなったところ)を増やさないため、動植物を保護するため、また転倒転落予防のために、トレイル以外は(もちろん路肩も)走ったり歩いたりしてはいけません。

b)階段、丸太などによる段差には、それを避けるための脇道ができていることがありますが、脇道を利用することは裸地につながり、そこに雨水の流れてトレイルが崩壊することもあります。自然環境への影響と安全を考えてトレイルの真ん中を進むようにしましょう。

7)ゴミはすべて持ち帰りましょう。 
a)社会常識、ごく当たり前のことです。海でも山でも街でもゴミは持ち帰りましょう。もともとトレイルランナーはゴミになるほどのものを携行しませんが、鎌倉のトレイルを利用する人はランナー、ハイカーの区別なく自分の出すゴミはもちろん、トレイルに落ちているゴミも拾って持ち帰るように心がけましょう。

b)鎌倉は観光客の多くが駅から駅へという行動パターンが多いため、鎌倉市では以下の市内5ヶ所に分別型ゴミ容器を設置しています。こちらを利用するのもいいでしょう。
ごみ容器設置場所:
鎌倉駅 東口・西口、北鎌倉駅 県道側・円覚寺側、大船駅 東口

8)すべての責任は自分にあります。
鎌倉市内とはいえ、トレイルは天候、時刻、場所によって危険なところもあり、また季節によってはスズメバチ、マムシなど危険な生物が活発に活動します。トレイルすべてに案内看板が設置されているわけではありません。事前に下調べをし、必要と思われる装備やハイキングコースマップを持参して鎌倉のトレイルを楽しみましょう。

9)走らず、ハイキングを楽しむ時と区間。
鎌倉のトレイルは四季折々の自然の景観、行事などを楽しむために、多くのハイカーや観光客で混雑することがあります。曜日、時刻、区間によってはランニングにはふさわしくないことがあります。市内で開催されるイベント、桜や紅葉の時期を調べ、混雑を避けるようにしましょう。

a)
ここは走りません。
鎌倉トレイル協議会は以下の日時、その区間を「走らず、ハイキングを楽しむ」ようにします。
●天園ハイキングコースのうち
半僧坊~天園(峠の茶屋) :通年/土日祝10時~14時。
天園(峠の茶屋)~獅子舞~二階堂東電変電所 :紅葉時期(11月第3週~12月第2週)/終日。
●浄智寺~葛原岡神社 :通年/土日祝10時~14時。

kamakuras

b)
集団で走るレース、競技会は開催しません。
ハイカー、観光客、親子連れなど多くの人で賑わう鎌倉のトレイルは集団レース活動はふさわしくありません。トレイルランニングのツアーやクリニックを行う場合は、できるだけ他の利用者の少ないコース、時間帯を選ぶようにします。

■鎌倉トレイル協議会 https://www.facebook.com/kamakura.trail

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