ミッドフットのホールドとオフロードのグリップを強化した、ブランド最厚の全路面対応シューズ
HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)の「STINSON(スティンソン)」は、ロードにもトレイルにも対応するオールテレインカテゴリーに属し、ブランド最厚のソールを持つシューズで、特にロングディスタンスを走るランナーに支持されています。今回のバージョンアップは、そのコンセプトは踏襲しながら、アッパーもソールも新しくなり、軽量化にも成功しています。
新しいアッパーのエンジニアードメッシュは使用済み廃プラスチックからリサイクルされたUNIFI社のREPREVE®(ポリエステル繊維)を採用。伸縮性や通気性は前作と大きな違いはありません。
今回のアップデートポイントはソールからアイレットにつながるサポートウイングの追加です。サイド部はアッパー、サポートウイング、ソールからタンへつながるメッシュの3層構造になっています。サポートウイングには左右各2つずつアイレットがついており、アッパーの内側から足を直接ホールドしてくれます。さらに、左右のウイングはオフセットして配置しているので、足の傾斜に沿って力がかかるようになっています。
実際に足を入れてみると、サポートウイングによるホールド感の向上がハッキリと体感でき、サイドの剛性が高まってシューズ全体の安定感が増しました。
ソールスペックはフォアフット32mm、ヒール37mm、ドロップ5mmと数値上の変更はありませんが、横幅はわずかに変更が加えられています。数値は公表されていませんが、前作と比べるとフォアフット部の接地幅が5mmほど狭く、ヒール部の幅が逆に5mm程広くなっています。
厚底で、柔らかいクッションとなると、ポイントとなるのは安定感です。HOKA ONE ONEはソールの横幅を広げることと、ミッドソールの外側をバスタブのように盛り上げること(アクティブ フットフレーム)で解決しています。
アウトソールは密度の高いラグを幅広く配置し、不安定なトレイルでもより強力なグリップを発揮するソールパターンに変更しています。
トレイルを走って、最初に気づいたのが前方へのローリング感覚です。HOKA ONE ONEのソールはフォアフットとヒールがそり上がって船底のような形状をしたメタロッカージオメトリーが採用されています。「STINSON ATR 6」では前作と比べってフォアフット部分のソールのそり具合が若干急になり、より強く前方へ転がる感覚が得られました。
「STINSON ATR 6」は全路面対応のアウトソールですがトレイルでのグリップがかなり進化しています。特にミッドフットからフォアフットにかけてのトラクションが向上。ガツンと食いつくようなグリップ感ではありませんが、加速時も減速時もマイルドな印象のまま確実性が上がった印象です。ロードでは今まで同様に滑らかな走り心地なので、サーフェスを気にせずに走ることができました。
初めてHOKA ONE ONEのシューズを履く方は、見た目の重厚さと軽さのギャップに、さらにマシュマロのようなソフトなクッション、ワイドボディによる安定感に驚くと思います。中でも「STINSON ATR 6」のクッションは格別です。既成概念にとらわれない新しい走り心地を体験できるはずです。
STINSON ATR 6
(スティンソン ATR 6)
・価格:¥18,000+税
・展開:Men’s(25.0–30.0cm・2色・332g/27cm)ソールスペック:オフセット5mm/ヒール37mm/フォアフット32mm
・カラー:Men’s Dark Blue/High Risk Red、Black Iris/Evening Primrose
・テクノロジー:Midsole Volume / Meta Rocker Geometry / Active Footframe
■商品ページ(カラー毎のページがあります)
・Dark Blue/High Risk Red https://bit.ly/30Qb75q
・Black Iris/Evening Primrose https://bit.ly/3izXZY5
■HOKA ONE ONE https://www.hoka.com/jp/