TrailRunner

suunto トレイルランニング

Raidlight Ultralight Olmo 12L

フロント・デュアルボトルで
重量配分に優れた、マルコ・オルモ モデル

 

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トレイルランニング専門ブランド「Raidlight(レードライト)」のバックパック「Olmoライン」は2006年と2007年のウルトラトレイル・ド・モンブラン(UTMB)を58歳、59歳で制覇したマルコ・オルモとの共同開発で生まれたモデルです。
今回紹介するのは「Ultralight Olmo 12L」。「Olmoライン」にはこの他に、「Ultra Olmo 5L」、「Ultralight Olmo 20L」などのラインナップがありますが、いずれのモデルも左右のショルダーハーネスに付けられたボトルが特徴となっています。容量は各750ml。合わせて1.5Lとなり、この重量を前面に分配することで背部に偏ることなくバランスの良い重量配分となるのがメリットです。また、給水でバックパックを下ろす必要がないのも時間短縮につながります。もちろん、メインコンパートメントには仕切りがあり、チューブも出せるようになっているので背中にリザーバーを追加することも可能です。
ではフィット感はどうでしょうか。フロントのデュアルボトルホルダーの上からチェストベルトを渡すため、体から浮いて留められた状態になります。少し不安がありましたが、しっかりと締めてあげれば、水を入れて走ってもバッグもボトルも揺れが気になることはありません。むしろ、ボトルのあたりが柔らかいので、慣れると快適です。また、背中のフィット感も良好です。背中にリザーバーがあると、水で膨れて中央部が盛り上がってくるのですが、それがないため、背中の湾曲にきれいにフィットします。

チェストベルトが浮いているがフィット感は上々だ。 raidlight_pack2
重量配分については、フロントににボトルが来ることで前面に重みが分配される効果ははっきりと体感できます。試しにボトルをすべてメインコンパートメントに押し込んで走ってみましたが、後ろから引っ張られる感じが強くなり、前への推進力が減るため、より大きな前傾姿勢を求められるような気がしました。
「Ultralight Olmo 12L」には多くのポケットが有ります。メインジップポケットの他に、インナーやボトム部分にも効率的に配置されています。その中でも、最も使い勝手がいいと感じたのが、ボトム部を大きく覆うコンパートメントストレッチメッシュポケットです。このポケットは走りながらアクセスできるのでジャケットなどを放りこんでおくにはうってつけ。口が広くて容量もあるので、使い方を考えるのが楽しみです。さらに、「トレイルクイーバー(トレランポール収納ケース)」まで付属しています。こちらは着脱可能。長いポールは底のファスナーをはずして貫通させて、短く折りたためるポールは底を締めた状態で収納できます。
さまざまな工夫と至れり尽せりの装備が施された「Ultralight Olmo 12L」は、常に最高のものを開発し続けようとするRaidlightがたどりついた結論です。ロングトレイルになればなるほど、その機能が生かされるのは、ランナーがランナーのために開発したからにほかなりません。今シーズンの勝負パックとして、お勧めしたい商品です。

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(左)コンパートメントストレッチメッシュポケット。
(中)トレイルクイーバー
(右)付属のBottle Raid(レードボトル)。
スクリュートップ&チューブ&フレキシブルバルブがつく。
単品販売もあり。■価格/¥1,680(税込)95g / 750m l/ 直径66mm

バリエーションは20Lの「Ultralight Olmo 20L」(左)と「Ultralight Olmo 5L」(右)がある。5Lにも「トレイルクイーバー(トレランポール収納ケース)」は付属。 raidlight_pack4

 

Ultralight Olmo 12L
ウルトラライト オルモ 12リットル
■価格/¥17,640(税込)
■容量/12L
■重量/約520g
■トレイルクイーバー&レードボトル750ml(フレキシブルバルブ)×2本標準装備
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■Raidlight(レードライト)  http://www.raidlight.jp

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