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【SUUNTO】連続170時間のGPSトラッキング!「SUUNTO 9」のバッテリーマネジメント術

トレイルランニング用GPSウォッチに必要なのは、アウトドア対応とロングバッテリーライフ

 

 

ロードランニングよりも厳しい条件で走るトレイルランニング。トレイルランナーのGPSウォッチ選びで重視されるポイントは大きく2つあります。

一つはアウトドア性能。過酷な使用に状況に耐えられる頑丈なボディ。さらに天候を把握するための気圧測定など性能が充実しているか?
そしてもう一つは、長い行動時間に耐えるだけのロングバッテリーライフなのか? ということです。

これらの条件を完璧に満たして、トレイルランナーから熱く支持されているのが「SUUNTO 9 BARO」です。

「SUUNTO 9」はアウトドアでの耐久性は厳しい条件下で数千時間に及ぶテストを繰り返し実証されています。さらに、気圧計を搭載している「SUUNTO 9 BARO」は米国国防総省軍用規格(MIL-STD-810G)に準拠しており、極限温度、衝撃および落下、風砂・粉塵、湿度、氷・低温雨など、最も厳しい条件下でのテストを経て、耐久性が実証されています。

また、バッテリーライフに関しては「SUUNTO 9」ファミリーのニューモデル「SUUNTO 9 BARO TITANIUM(スント ナイン バロ チタニウム)」の登場とともに、既存の「SUUNTO 9」シリーズの全モデルに搭載可能となった「ツアー」バッテリーモードはなんと最長170時間(7日間)のGPSトラッキングが可能となりました。

 

既存の「SUUNTO 9」はソフトウェアのアップデートで「ツアー」バッテリーモードが使用できるようになります。
>>>SUUNTO 9ソフトウェアアップデート

「ツアー」バッテリーモードの精度については、こちらでレビューしています。
https://trailrunner.jp/experience_report/suunto-9-baro-titanium

 

オーバースペック? 170時間も連続使用しないけど……。それでも「SUUNTO 9 BARO」を選ぶわけ

 

トレイルランニングは行動時間が長いことが多く、ウルトラトレイルともなれば、40時間以上行動することも。ウルトラトレイルレースで「バッテリーがなくなってログが途中で途切れてしまった」とか「レースにモバイルバッテリーを持ち込んで充電しながら走った」といった話題はよく耳にします。

長いレースに出なかったとしても、数日間に渡ってトリップすることもあるかもしれません。そんな時に充電を気にしなくて済めば気が楽ですよね。
日々のアクティビティでもバッテリーライフは長ければ、毎日充電するという手間から解放されます。

それでは、初心者の場合はどうでしょう? 「そんなに長く走れない」と言ってバッテリーライフが短いモデルを選んだとしても、数年後にはロングランをしているかもしれません。GPSウォッチは長く使うものだから、ある程度先を見越した選び方をする必要もあると思います。

また、バッテリー容量は残念ながら経年とともに減っていきます。170時間のロングバッテリーライフも徐々に短くなってきます。つまり、長く使用したければ、バッテリー容量にはゆとりがあった方がいいのです。

 

 

さぁ!「SUUNTO 9」を手に入れた。
「これで170時間だOK!」
と胸を張れるのは確かですが、実際のバッテリーマネジメントはどのように行えばいいのでしょうか?

まずは基本の操作から確認していきましょう。
「SUUNTO 9」でランニングを記録する際、
【スタート】を押す前に表示されるのはデフォルトの「パフォーマンス」モード[緑色](カスタムバッテリーモードを設定している場合はそれがデフォルトとなります)。

 

 

まずはスタート前にバッテリー持続時間をチェック。バッテリーモードを変えるには【上のボタン】を押す。

 

この時、上部に表示される予想持続時間を見て、足りないようなら別のモードを選びましょう。
【上ボタン】を押すと
「エンデュランス」[黄色]・「ウルトラ」[オレンジ]・「ツアー」[赤]のモードが順番に現れ、上に予想持続時間が表示されます。

各バッテリーモードでの持続時間と機能は以下の通りですが、実際の持続時間は充電の程度や経年によるバッテリーパフォーマンスの低下によって異なります。

 

パフォーマンス
(24時間)
エンデュランス
(50時間)
ウルトラ
(120時間)
ツアー
(170時間)
GPS精度
最高 良い OK
データロギング
1秒間隔 60秒間隔 120秒間隔 1時間間隔
ディスプレイ
ローカラー
ディスプレイのタイムアウト
OFF 10秒後にタイムアウト
手首から心拍測定
ON ON OFF OFF
タッチ
OFF OFF OFF OFF
明るさ
ノーマル 20% 10% 10%
振動
ノーマル ノーマル OFF OFF
ブルートゥース
ノーマル ノーマル ON OFF

 

さらに、【上】にスワイプ or 【下ボタン】を押すことでオプションの設定も可能です。オプションではもう少し細かい設定ができます。

 

オプションを表示するには【上にスワイプ or 下ボタン】。

 

例えば、「パフォーマンス」及び「エンデュランス」モードでバッテリーパフォーマンスを劇的に向上させるならオプションで [手首から心拍数を測定] をオフにするなど、必要な機能を絞ることによって、GPSの精度を維持したまま長時間のGPSトラッキングが可能となります。

ランニングを記録中にバッテリーモードを変える事もできます。
その場合は【中央ボタン】を長押しする事でオプションを呼び出して操作します。また、バッテリー残量が20%、10%になると警告画面が出るので、その時にモードを変えるのもいいでしょう。

 

バッテリ残量の警告が出たら真ん中のボタンを長押しして、バッテリーモードを変更しよう。

 

「カスタム」バッテリーモード
さらにもっと細かい設定ができる「カスタム」バッテリーモードも設定できます。例えば、GPS精度を最高は維持して、少しでも長くバッテリーを持たせたいなら、
[ ローカラー・10秒後にタイムアウト・タッチスクリーン無効 ]
に設定すれば、「パフォーマンス」モードよりも長時間稼働になります。

 

 

「カスタム」バッテリーモード

カスタム
GPS精度
最高  |  良い  |  OK
ディスプレイ
ローカラー   |   フルカラー
ディスプレイのタイムアウト
                   OFF    | 10秒後にタイムアウト
タッチスクリーン
ON    |   OFF

 

「カスタム」バッテリーモードは、各スポーツモードに個別で割り当てられます。つまり、トレイルランニングのスポーツモードを複数作れば、カスタムバッテリーモードもその数だけ作ることができるわけです。

「パフォーマンス」モードでもオプション設定も可能なので、調整幅はもう無限に近いです。

バッテリーマネジメントをマスターして、いつでもしっかりログを残せるようになりましょう!

 

 

■SUUNTO https://www.suunto.com/ja-jp/

 

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