コロンビアスポーツウェアジャパン契約アスリートであり、トレイルランナーまたスカイランナーとしても活躍する上田瑠偉選手(27歳)が、2021年7月9日、日本時間午後5時からスペイン・バルデボイにて開催された、スカイランニング世界選手権(2020 Skyrunning World Championships)のバフ・エピック・トレイル・バーティカルキロメーター(Buff Epic Trail VK, 3.3k m 1030mD+) のカテゴリにて35:06のタイムで1位となりました。
上田瑠偉選手は2019 年10 月スカイランナーワールドシリーズ最終戦にて1位となり、アジア人・日本人初となる年間総合優勝を果たした世界屈指の山岳ランナーです。コロナ禍の影響で海外レースに参戦できなかった2020年には、日本国内の大会で勝利を重ね、満を持して参加したスカイランニング世界選手権で見事優勝を果たしました。
上田瑠偉選手コメント
「一発勝負の世界選手権でちゃんと勝てたことは非常に嬉しいですし、2 位のDaniel Osanz (スペイン)選手は、2年前のバーティカル・ワールドサーキットの年間チャンピオンなので、バーティカル専門の彼に勝てたということは非常に自信になりました。2 日後に行われるバフ・エピック・トレイル・スカイ(Buff Epic Trail 42K, 42km 2817mD+)は、今日ほど急なところはないですし、ペースも登りでここまで追い込むことはないと思うので、今回の優勝した刺激を2日後にうまく合わせて、良い流れのままSKYの部でも優勝できるように 張ります」
■Skyrunning World Championships スカイランニング世界選手権とは
スカイランニング世界選手権は、国際スカイランニング連盟が主催するスカイランニング世界王者の決定戦。 2010年に初めて開催され、第二回は2014年に開催。その後、チャンピオンシップは隔年で開催されています。
詳細 https://www.skyrunning.com/calendar/
■スカイランニングとは
舗装 されていない山道 = トレイルを走るトレイルランニングのカテゴリーの一つ。スカイランニングは、中距離で、標高差が1000m以上、また標高2000m以上の高山にコース設定され、水平移動よりも駆け上る(下る)ことを中心とした急峻でテクニカルな斜面を走るレースカテゴリー。欧米では、スカイランニングを含む、トレイルランニング競技のオリンピック正式種目採用に向けた活動も活発に行われ、各国でクラブチーム化を行い、選手育成に力を入れるなど、競技への注目が集まっています。