#7 振り子のステップ
胴体の台形の動きを走りに応用するには、「振り子の動き」を身につけるとスムーズです。胴体を振ることで、脚は自ずと胴体の動きに連動します。自らの意思で動かす必要はありません。胴体を振れば、脚は勝手についてきます。
この動きに慣れたら、そのまま前に進んでいきます。足で地面を蹴る必要はないし、ヒザをわざわざ高く上げる必要もありません。ただ胴体を振りながら、胸を前に出し、少しだけ上体を前に倒せば進めます。
脚の力みが抜けたら、少しずつヒザを曲げることで、かなり走る動きに近づきます。
ただし、この状態だと脚は横に振れているので、胴体の動きはそのまま、ヒザを少しだけ前に出しましょう。そうすれば、今までにはなかった、胴体を活用する走りが体現できます
P122◉振り子のステップ〜膝は上げるのではなく「上がる」〜
(『走りの常識を変える!フォームをリセットする! ゼロベースランニング』第4章より)
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#1 | たどり着いたのはナチュラルランニング |
#2 | 人間本来の走り方 |
#3 | 走りをゼロから考え直す |
#4 | 胴体の動きは四肢の動きに先行する |
#5 | 「バネ」のメカニズムを発動せよ |
#6 | カカトを押しつける |
#7 | 振り子のステップ |
#8 | 腕は振るのではなく振られる |
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『走りの常識を変える!フォームをリセットする! ゼロベースランニング』 | |
発行元:実業之日本社 判型:四六判、192ページ 定価:本体1300円+税 ISBN: 978-4-408-45615-7 発売日: 2016年12月2日 |
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■著者 高岡尚司:1978年生まれ。福岡県大牟田高校から帝京大学へ進学。関東学生陸上競技対抗選手権大会 などで活躍。ケガを経験し選手の道をあきらめ、トレーナー、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師として活動していく中で行き着いたのが「ゼロベースランニング」。裸足感覚のシューズをつくれないかという想いから足袋メーカー・きねや足袋と「MUTEKI」を共同開発。2014年からベアフット(裸足)感覚を追求した「ALTRA」シューズのアンバサダーに就任。現在は、自身が提唱する「ゼロベースランニング」の普及と、オリンピックで活躍するランナーを育てるプロジェクトに参画し、コーチとしても活動している。2012湘南国際マラソン 2時間45分39秒(裸足フルマラソン日本最高)。http://www.takaokashoji.com/