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2017年スカイランニング・アジア選手権が開幕

蔵王がアジアのスカイランニングの中心に、
蔵王連峰を駆け巡る注目の山岳スポーツに海外からも選手が参加

東北の名湯・蔵王温泉(山形市)に世界から山を愛するアスリートが集まり、初秋の蔵王連峰を駆け上ります。欧州で生まれ、今や世界中に愛好者が広がり、大会が開催されている注目の山岳スポーツ・スカイランニング。日本でも近年競技人口が急増し、国際的な大会で日本人選手が上位に入賞する機会が増え、競技レベルも高まっています。
2017年9月9日(土)、10日(日)に開催されるZAO Skyrunning 蔵王スカイランニングは今年、日本で初めてISF(国際スカイランニング連盟)が開催するスカイランニング・アジア選手権となりました。国際的なスポーツイベントにふさわしく、上位入賞者に合計98万円の賞金が用意されたアジア選手権には、中国、韓国、フィリピンなど各国から選手を迎えます。
日本を代表する有力選手と海外の代表選手がアジア王者を賭けて競うバーティカル・キロメーター(4.8km +900m)、ZAO スカイレース(28km ±2300m)は国際基準を満たした本格的な山岳コースで開催。この他にも、蔵王連峰の自然と山稜からの雄大な眺めが楽しめる一般参加者のレースや、未来のスカイランナーのためにユース(高校生)・ジュニア(小・中学生)のレースも開催。地元の皆さんのご協力とおもてなしで、今週末の蔵王はアジアのスカイランニングの祭典として盛り上がります。
昨年スカイランニングの大会としてリニューアルしたこの大会が開催されるのは蔵王連峰。アジア選手権となるZAOバーティカルレース ZAO Vertical Raceは蔵王温泉の温泉街をスタートして地蔵岳山頂までを一気に登り切る距離4.8km、累積獲得高度900m。スキー場のゲレンデをスタートすると傾斜は徐々に増し、斜度30度に達する箇所も。終盤には岩が転がる本格的な登山道を駆け上ります。ZAOスカイレース28K ZAO Skyrace 28Kは蔵王山の火口湖であるお佂を臨む稜線である「馬の背」や蔵王連峰最高峰の熊野岳などをめぐる距離28km、累積獲得高度2300mのコース。昨年のコースにさらにアップダウンを加え、国際大会にふさわしい上級者向けのコースとなりました。

今回のアジア選手権では中国、韓国、フィリピンなどの代表選手を日本代表選手が迎えます。男子では今シーズンのスカイランナー・ワールドシリーズのゼガマ – アイスコリで8位、ドロミテ・スカイレースで9位、スカイレース・コマペドローサで3位など、国際的に注目の存在となった上田瑠偉(うえだるい)、2015年のアジア選手権・MSIG Sai Kung28kで2位、今年のびわ湖スカイレース優勝の近藤敬仁(こんどうよしひと)、そしてバーティカルキロメーターで
2014年世界選手権で5位、昨年のアジア選手権で優勝の宮原徹(みやはらとおる)がアジア選手権をリードするでしょう。上田と近藤はスカイレースに、宮原はバーティカルレースに出場します。

ノ・ヘソン Noh, Heeseongは2016年5月にTrail Run Jeju50k優勝など韓国のトレイルランニングのトップ選手の一人として活躍、2016年のアジア選手権・MSIG Lantau 50kで9位、今年韓国で開催されたHigh1 Skyrunning 20kで優勝。同じく韓国のキム・ジンワン Kim, JinwanはHigh1 Skyrunning 42kで優勝しています。キムは昨年の蔵王スカイレースで6位となっており、今回のレースでさらに上位を目指します。

韓国代表チームのノ・ヘソンNoh, Heeseong

アジア各地の100マイルや100kmのレースで上位に入っているユエン・ワンホ Yuen, Wan Ho(中国・香港)、今年3月のCordillera Mountain Ultra 50kで2位のマルセリノ・サラトグ・サナオイ Sana−oy,Marcelino Palitogの活躍にも期待です。

中国代表チームのユエン・ワンホ Yuen, Wan Ho

女子のレースも日本代表選手がレースをリードすることになるでしょう。バーティカルレースにエントリーしている吉住友里(よしずみゆり)は今年5月に世界シリーズ戦のトランスバルカニア VKで優勝、7月には富士登山競走で優勝と国内外で活躍。先週末開催のUTMBの姉妹レース、OCCでは4位に。スカイレースにエントリーしている高村貴子(たかむらたかこ)は昨年のハセツネCUP優勝を経て、今年はスカイレース・コマペドローサで3位となって海外に活躍の場を広げています。同じく星野由香理(ほしのゆかり)も昨年は世界選手権・Buff Epic Trail 105kで8位となっている日本を代表するアスリート。

昨年の蔵王スカイレースで3位のパク・スージ Park,Sooji(韓国)も今年の蔵王に戻ってきます。昨年はアジア選手権・MSIG Lantau 27kで4位、今年はHigh1 Skyrunning 20kで2位と韓国のスカイランニング界をリードする存在。韓国からは同じくHigh1 Skyrunningで42km優勝のユン・ヨンへJung, Eunhye、12km優勝のヨン・イェジ Jeong, Yejiも参加します。さらに中国・香港からは昨年のTNF 100 Hong Kongで3位、今年のGarmin 42kで優勝のツァン・インフン Tsang, Yin-Hungが出場します。

昨年の蔵王スカイレース3位のパク・スージ Park, Sooji(韓国)
中国代表チームのツァン・インフン Tsang, Yin-Hung

なお、昨年の蔵王スカレース男子優勝の松本翔(まつもとしょう)、今回の日本代表選手となっていた牛田美樹(うしだみき)は出場を見送ります。

今回のスカイランニング・アジア選手権では、男女それぞれの優勝者にバーティカルキロメーターでは10万円、ZAOスカイレースでは15万円など、男女の上位3人の選手に総額98万円の賞金が贈られます。アジア選手権以外のレースでも山形特産の「米沢牛(500g)」や「ラフランスの詰め合わせ」などの商品が上位入賞者に贈られます。さらに大会会場では参加者全員に山形名物の芋煮汁、蔵王温泉郷土料理のからから汁が振る舞われます。

■蔵王スカイランニングの詳細については大会公式ウェブサイトをご覧ください。
http://zaoskyrunning.jp/

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