International Trail Running Association(ITRA)は世界中のトレイルランナーを対象としたトレーニングやレース中の行動や習慣に関するデータ「TRAIL RUNNER’S HABITS」を発表しました。
■調査対象
・ランナー:104カ国 9514人
・ジェンダー:男 7801人(82%)/ 女1713人(18%)
・年齢:46-55:37.1%、35-45:34.5%、56-65:13.3%、35以下:13.1%、65以上2.0%
■調査時期:2022年5月
![]() |
トレイルランニングの始まり
![]() |
■初めてのランニングは?
![]() |
■トレイルランニングを始めたのは何歳?
![]() |
■トレイルランニングをするモチベーションは何ですか?
![]() |
トレイルランニング エキップメント
![]() |
■使用シューズ
![]() |
■年間シューズ購入数
![]() |
■使用アパレル
![]() |
■使用スマートウォッチ
![]() |
■トレイルランニング用品購入の年間予算
![]() |
トレーニング
![]() |
■他に何かスポーツをしていますか?
![]() |
■コーチはいますか?
![]() |
■ロードトレーニング
![]() |
■トラックトレーニング
![]() |
■トレイルレーニング
![]() |
■週に平均何時間トレーニングしていますか?(ランニングのみ)
![]() |
■1週間あたりの平均的な獲得標高差は?(レースを除く)
![]() |
■トレーニングにロングランを組み込んでいますか?
![]() |
■最も長く継続したセッションの時間は?
![]() |
■ロングランの平均的な獲得標高差は?
![]() |
■季節の変わり目にランニングを休みますか?
![]() |
■トレーニングをして怪我をしたことがありますか?
![]() |
■どのようなケガでしたか?
![]() |
■睡眠時間は?
![]() |
コンペティション
![]() |
■海外レースに出場したことがありますか?
![]() |
■その場所はどこですか?
![]() |
■海外レースへの交通手段は?
![]() |
■国内レースでの交通手段は?
![]() |
■年間の出場レース数は?
![]() |
■レースで好きな距離は?
![]() |
■初めて出場したレースの距離は?
![]() |
■出場したレースの最長距離は?
![]() |
■ウルトラディスタンス(42.195k以上)を走るのに何年かかりましたか?
![]() |
■レース中に怪我をしたことがありますか?
![]() |
■どのようなケガでしたか?
![]() |
■レース登録料の年間予算はいくらですか?
![]() |
TRAIL RUNNER’S HABITS サマリー
![]() |
トレイルランナーの多くは、ロードランニングがランニングの入り口であるように見えます。しかし、20%のトレイルランナーは、最初からトレイルランニングを始めています。トレイルランニングを始めた年齢層は26〜45歳の間。自然との調和を愛するがゆえに、このスポーツを実践しています。そしてもちろん、健康維持と次のレースへの準備のためという理由もあります。
トレイルランナーの大多数は道具に年間200から600ユーロを費やしています。HOKAとSALOMONは、回答者の3分の1以上が最も好むシューズブランドです。アパレルではSALOMONがトップ。スマートウォッチはSUUNTOとGARMINがトップ。トレイルランナーの約6割がGARMINのスマートウォッチを使用しています。
クロストレーニングは、トレイルランナーの間でよく行われているます。自転車(マウンテンバイクとロードバイクの両方)、ロードバイク、水泳、ウェイトリフティング/ボディービルなどが挙げられます。
トレイルランナーの多くはコーチをつけておらず、毎週のトレーニングはトレイルランニングの他にトラックやロードランニングを数回取り入れています。6割以上の人が、1週間の累積標高差は500~2,000m。500~2,000m。ほぼ全員が1週間のプログラムの中にロングランセッションを含んでおり、20%以上がそのロングセッションの時間が6時間以上となっています。
季節の変わり目にランニングの休憩を取ることも、多くのランナーにとって一般的な習慣です。60%以上のランナーがトレーニング中に負傷しています。最も一般的な怪我は、足首の捻挫と筋肉痛でした。
約半数のランナーが海外遠征を好み、残りの半数は地元でのレースのみに出場しています。大半はレースのエントリーフィーに年間100〜400ユーロを費やしています。60%以上の人が、年に1〜6回レースに出ています。ランナーは一般的にハーフマラソンから50マイルの間の距離を好みます。しかし、かなりの割合のランナー(40%以上)が、すでに100kmを超えるレースに挑戦しています。100km以上のレースに挑戦したことがあるランナーも40%以上。当然ながら、ランナーは短い距離から始めて、経験を積むにつれて長い距離を走るようになります。トレーニングとは対照的に、ほとんどのランナーは競技中に怪我をしたことがありません。トレイルランニングの特徴である凹凸のある地形のためか、足首の捻挫が最も多くなっています。