2024年にTeva(テバ)から登場した、トレイルを走れるサンダル「Aventrail(アベントレイル)」は、トレイルランやハイクの楽しみ方を広げる新しいフットウェアとして人気となりました。
そして2025年、ニューモデルとして登場したのが、トレイルランニングシューズの「Aventrail Shoe(アベントレイル シュー)」です。なぜ今、Tevaはシューズを出したのか?
実際に履いてみたらその理由が分かったような気がしました。
「大会に出るわけでもなく、ガッツリ走り込むわけでもないときに、足を開放しながら歩いたり走ったりしたら、気持ちいいのでは?」
とか、
「普段履きとして使用していれば、ふと予定外に走ったりトレイルに入っても安心」
といったニーズは潜在的にあって、トレイルを走れるサンダル「Aventrail」はそこにはまったように思います。最大の魅力は、本格的な性能を持っていながらも、カジュアルに履けることだったのです。「Aventrail Shoe」もシューズでありながら、その延長線上にあると考えられます。
「Aventrail Shoe」のスタックハイトはフォアフット27.5mm、ヒール33.5mm。ドロップは6mm。ミッドソールはEVAとスーパークリティカルフォームの2層構造で、その間にナイロンプレートを挟み込んであります。アウトソールはTevaが独自に開発したスパイダーラバーを採用。ここまでは「Aventrail」と同じ仕様ですが、アウトソールの形状やラグの配置は異なっています。
アッパーは面ファスナーのストラップを3カ所留めるだけなので着脱が容易で、微調整も簡単。ストラップは甲の部分を中心に締めているので「Aventrail」よりも、むしろフォアフットが自由に感じました。
走った印象は、やはり「Aventrail」と似ていて、クッション性が高いので楽に走ることができます。サンダルと比べると、トウが露出せずにプロテクトされているので安心感があるため、ついスピードを出してしまいがちですが、安定感を損なうことなく走ることができました。
「Aventrail Shoe」攻めようと思えば応えてくれるポテンシャルを持っていますが、普段使いも兼ねてロードやトレイルをライトに楽しむのが似合うシューズだと思います。
大会で履くシューズより自由でカジュアル。そして、シューズだから、かなりしっかり走ることも可能。そのため、ランナーにとって「Aventrail Shoe」の競合となるのは、本格的なトレイルランニングシューズではなく、普段使いのロードシューズやスニーカーなのかもしれません。
・価格:¥26,400(税込)
・展開
Men’s サイズ 25.0–29.0cm ※ハーフサイズの展開もあり / カラー 2色 / 重量約315g(27cm)
Women’s サイズ 22.0–25.0cm ※ハーフサイズの展開もあり / カラー 2色展開 / 重量 約315g(24cm)
・ソールスペック:ドロップ6mm / ヒール33.5mm / フォアフット27.5mm(27cm)
■Teva Aventrail:https://jp.teva.com/aventrail/