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【Mt.FUJI 100】モン・グアンフー、シャン・フージャオが初開催の 「ASUMI40k」 で勝利

2025年4月25日(金)から、27日(日)の三日間にわたって開催中のマウントフジ 「100 Mt. FUJI 100」 において、今年初開催のレース「ASUMI40k」が4月26日(土)に開催されました。

曇り空の合間から時折、富士山がその姿をのぞかせる好コンディションの中で行われたレースを制したのは、モン・グアンフー (Guangfu Meng)とシャン・フージャオ(Fuzhao Xiang) 。男女ともに中国のアスリートが富士山を舞台とする日本を代表する国際トレイルランニングイベントの新しいショートディスタンスのレースで頂点に立ちました。シャン・フージャオは2019年の「UTMF」、2023年の「FUJI100m」iに加えて、当大会で三度目の優勝者となりました。

 

 

富士北麓公園・富士山の銘水スタジアム(山梨県富士吉田市)をスタート、フィニッシュ地点とする距離40.2km、累積獲得高度 1,445mD+ のコースを走るこのレースには218名(女性59名、男性159名)が出走しました。

女子のレースではシャン・フージャオと開催地の富士吉田市在住の日本を代表するトレイルランナーで昨年の「KAI70k」のチャンピオン、吉住友里がリードする展開で始まります。レース中盤にコースが下りに転じたところで、シャン・フージャオが先行します。
「フージャオの背中が見えなくなった」
という吉住は懸命に後を追いますが、差は容易には縮まりませんでした。結局、3時間37分33秒でシャン・フージャオが優勝。3分半の差で吉住友里が2位となりました。3位には昨年の「KAI70k」で2位の岩井絵美が3時間51分41秒で続きました。4位は坪井光穂、5位は山内菜摘、6位は石原菜美となりました。

表彰式でシャン・フージャオは、
今日は吉住友里選手に感謝したいと思います。お互いにリードしたりされたりしましたが、最後に私の運がよくて優勝できました。今後もぜひ同じ大会でお互いに切削琢磨して一緒に走りましょう」
と吉住に呼びかけました。

男子のレースはツォマス・カリ(Tuomas Kari・フィンランド)、小笠原光研(日本)、モン・グアンフー(Guangfu Meng・中国)の三選手がリードします。終盤の標高差600mの急な登りの区間でモン、小笠原の二人の競り合いとなります。最終盤に勝負がもつれ込んだ結果、モン・グアンフーが3時間3分29秒で優勝、わずか18秒差で小笠原光研が準優勝となりました。3位にはツォマス・カリが続きました。4位は川崎鷹丸(日本)、5位は新地司(日本)、6位は村田諒(日本)でした。
優勝したモン・グアンフーは、
前週にレースを走ったばかりなので、今日優勝できたのは想定外でした。今日は3人で競り合いながら走りましたが、最後の登りで自分が一歩前に出たのが運がよくて、勝つことができました」
と謙虚に自身のレースを振り返りました。

「ASUMI40K」は午後7時に締切時刻を迎え、閉幕しました。このほか、4月26日(土)13時30分にスタートした距離70.2km、累積標高3,052m の「KAI70k」は、4月27日(日)午前3時30分に締切時刻を迎えます。同様に、4月25日(金)17時に第一ウェーブがスタートした「FUJI100mi」は4月27日(日)14時30分が締切時刻となります。

ASUMI40k リザルト(リザルト速報はこちら
https://runnet.jp/parts/2025/367860/result.html
Mt.FUJI100 2025 大会概要
■開催日:2025年4月25日(金)~4月27日(日)3日間
■競技種目
FUJI100mi (フジ100マイル)
・距離:約168.0km・累積標高:+6,254m
・スタート会場:富士山こどもの国(静岡県富士市)
・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山の銘水スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月25日(金)ウェーブスタート(各600名ずつ)
17時00分(※45時間30制限) / 17時15分(※45時間15分制限) /
17時30分(※45時間制限) / 17時45分(※44時間45分制限)
・最終制限時刻:4月27日(日)14時30分(*44時間30分制限)
・募集人数:2,400名(優先エントリー・一般エントリー・寄付エントリー、エリート含む)
・サポート:500名

KAI70k(カイ70k)
・距離:約70.2km ・累積標高:+3,052m
・スタート・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山の銘水スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月26日(土)13時30分
・最終制限時刻:4月27日(日)10時30分(*21時間制限)
・募集人数:1000名(一般エントリー・寄付エントリー、エリート含む)

ASUMI40k(アスミ40k)
・距離:約40.2kkm ・累積標高:+1,445m
・スタート・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山の銘水スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月26日(土)12時
・最終制限時刻:4月26日(土)19時(*7時間制限)
・募集人数:200名(一般エントリー・寄付エントリー、エリート含む)

■主催:Mt.FUJI100実行委員会
<構成団体>
・一般社団法人富士箱根伊豆トレイルサポート
・マウントフジ共同事業体(株式会社ソトエ、リージョンポート合同会社、株式会社アールビーズ)
■共催:富士市、富士宮市、身延町、鳴沢村、富士河口湖町、富士吉田市、忍野村、山中湖村、御殿場市、裾野市
■主管:マウントフジ共同事業体(株式会社ソトエ、リージョンポート合同会社、株式会社アールビーズ)
■環境パートナー:NPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部
■特別協賛:THE NORTH FACE、富士急グループ、
■プラチナ協賛:日本ゴア合同会社、aminoVITAL
■後援:スポーツ庁、観光庁、静岡県、山梨県、道志村、静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会、山梨日日新聞社・山梨放送、テレビ山梨、エフエム富士、静岡新聞社・静岡放送、テレビ静岡、静岡朝日テレビ、静岡第一テレビ、K-MIX
■名誉実行委員:実行委員会構成10自治体首長
■大会会長:鏑木毅(一般社団法人富士箱根伊豆トレイルサポート代表理事 / プロトレイルランナー)
■大会副会長:堀内光一郎(富士急行株式会社 代表取締役社長)
■大会プロデューサー:福田六花(医師・ミュージシャン 富士河口湖町在住)
■共同代表 千葉達雄(株式会社ソトエ 代表取締役)、田近義博(リージョンポート合同会社 代表)、兼島奈々(株式会社アールビーズ 取締役)
■アドバイザー:村越真(静岡大学教育学部教授)、中尾益巳(NPO法人ディスカバー・リアス 代表理事)、三浦務(NPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部 副理事長/事務局長)

 

Mt.FUJI 100: https://mtfuji100.com

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