[ データ準備編 ] でスマートフォンに保存したルートをウォッチと同期したら、いよいよルートナビゲーション機能を使うことができます。でも、その前に、新しいスポーツモードもう一つ作っておくと、より多くのデータを把握できるようになります。
ルートナビゲーション用のスポーツモードを作る
エクササイズ開始時に選ぶスポーツモード。トレイルランナーなら「トレイルランニング」というモードをベースにしている方が多いと思います。
時間、距離、標高、心拍数などの情報から、自由にカスタマイズできます。
しかし、ルートルートナビゲーション機能を使うと、視覚的にルートを確認できる他に、データとして表示できる項目も増えてきます。
ルートナビゲーション機能使用時に表示できるデータは以下の通り。
コースの終点までの距離、推定到着時刻、推定所要時間、ルートの途中に設定した、次のPOI/ウェイポイントまでの距離、推定到着時刻、推定所要時間。(1)
そこで、ルートナビゲーション機能を使う場合のスポーツモードをもう一つ作ってしまうのがお勧めです。
例えば、「トレイルランニング」というモードを普段使っているならば、「トレイルランニング+ナビ」というモードを新たに作って、使い分けるのが便利です。
時間、距離、標高などのいつものデータに加えてルートナビゲーション機能で得られる情報の中から必要なものを選択して、ウォッチに表示しましょう。(2)はその表示例です。
ナビゲーションディスプレイと高度プロファイルディスプレイは設定しなくても、ルートナビゲーションを起動させれば自動で表示されるようになります。
(1) | (2) | |
「POI/Waypoint ETE(ルートの推定終了時間)」
「ルートETEの終了(ルートの推定終了時間)」
「ルートETAの終了(推定到着時間)」
の項目については、それまでのペースを基に推定して時間を割り出しているので、その先のルートの標高差は考慮されていないので、参考程度にとどめてください。
※ETAとETE
ETA(Estimated Time of Arrival)は推定到着時刻、ETE(Estimated Time En-route)は推定所要時間です。
ルートナビゲーション機能を使ってみよう
さぁ、ウォッチにルートを入れたら、実際に使ってみましょう。
エクササイズからスポーツモードを選んだら【スタート】を押す前に、
・【上】へスワイプするか【下ボタン】を押してオプションを開く。(1)
すでにスタートしている場合は、【中央ボタン】を長押ししてオプションを開く。
・【ナビゲーション】(2)→【ルート】(3)→【登録したルート】(4)を選択。
・ルートが表示される(5)ので、上ボタンを押して再びスタートビューに戻り、通常どおりにランニングを開始。
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(3) | (4) | |
(5) | (6) | |
・スタートすると各種データが表示される。(6)はスポーツモードの表示例通りに設定した画面。
・ここから【左】にスワイプまたは【中央ボタン】を押し、ナビゲーションディスプレイ(7)までスクロールすると、ルートと現在位置を確認できる。
高度プロファイルディスプレイ(8)に切り替えればあとどのくらい高低差があるのかも、ひと目で判る。
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・ナビゲーション画面の拡大、縮小は【画面】をタップまたは【中央ボタン】を長押しし、【上ボタン】と【下ボタン】(9)を使ってズームレベルを調整。
・ルートナビゲーションを使用中にルートから外れてしまった(約100m)場合、「オフルート」というメッセージが表示される(10)。ルートに戻ると「ルートに復帰しました」と表示される。
いずれも通知音が同時に鳴りますが、音はそれほど大きくないので、騒がしいところでは聞き逃してしまうかもしれません。
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ルート上にウェイポイントやPOIが登録されている場合、ウェイポイントやPOIに近づくとウォッチが通知音と画像で知らせてくれます。到着時はお知らせのほか、次のポイントの名前と距離も表示されます。
いかがでしょうか? 「SUUNTO 9」によるルートナビゲーション機能を活用すれば、時間のロスを最小限にしながら、安心、安全なトレイルランニングを実現してくれます。是非、活用していただき、充実したトレイルランニングライフをお送りください。
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