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【Review】COLUMBIA MONTRAIL「Ruimpulse Vest 7.0」「Mountain Masochist Race Pack 10.0」

上田瑠偉選手が監修。ロングとショート
目的別に最適化された2つのベストパック


日本が誇るトップアスリート、上田瑠偉選手が監修したベストパック2モデルがColumbia Montrail(コロンビア モントレイル)から発売されました。1つは「Ruimpulse Vest 7.0(ルインパルスベスト)」、もう1つは「Mountain Masochist Race Pack 10.0(マウンテンマゾヒストレースパック)」。この2つは単なるサイズ違いではなく、ショートレース、ロングレースのそれぞれの特性に合わせた設計となっています。

(左)Ruimpulse Vest 7.0 (右)Mountain Masochist Race Pack 10.0

まずは上田選手がスカイランニングでの使用を想定したショートディスタンス向けのベストパック「Ruimpulse Vest 7.0」から見ていきましょう。

雨や汚れを効果的に弾き、速乾性も高いオムニシールドで守られたコンパートメントは上下2つに分かれています。上はファスナーがなくループをフック(リザーバー用と兼用)で簡単に留めるタイプ。内側にスマートフォンなどを収納可能はオーガナイザーポケットもあります。下のコンパートメントは背負ったまま右手で開閉できるように縦にファスナーがついています。

どちらのコンパートメントも伸縮性が優れているので容量の増減やいびつな形の装備にも柔軟に対応できます。背中側にはリザーバーコンパートメントがあり、2L程度まで収納可能です。さらに、下部のコンパートメントとリザーバーコンパートメントの間には左右に貫通するポケットもあります。

(左)上部のコンパートメントは背負うとテンションが高まりフックがなくても閉じる。
(中)下部のコンパートメントの下には貫通するポケット。
(右)サイズ調整用のウェストストラップ。

フロントのショルダーハーネスは左右とも上段にボトルスリーブを、その外側にベルクロ付きのポケットを配置。下段は左がジップポケット、右がフラップポケットで共にまちが付いているのでウインドシェルくらいなら収納可能です。

(左)ショルダーハーネスのポケット。一番下のポケットはウインドシェルも楽々収納。
(右)チェストストラップは上下が独立したレールに付いている。

フィットの調整はスライド式のチェストストラップとウエスト両サイドのストラップで行います。パック本体の伸縮性も良いため身体に張り付くようなフィット感を得る事ができます。鎖骨や肋骨に当たるような硬いパーツもないのでストレスはありません。

色々な装備を入れて走っているとコンパートメントが2つに分かれているメリットを多く感じました。

1つはよく出し入れするものと、あまり使わないものを区分けして収納できる点。2つ目は上下のコンパートメントの境目がしなやかなので、背骨の曲げ伸ばしにパックが追従してくれ、身体との一体感が高く保てる点。3つ目は装備を減らしても揺れが少ないという点です。装備が少ない場合は両方のコンパートメントに少しずつ入れるよりも、どちらかのコンパートメントを空にした方がより良いフィット感を得られ、揺れも防ぐ事ができます。

「Ruimpulse Vest 7.0」はバーティカルやショートレースに適していると、メーカーは説明していますが、例えば10kmほどで次のエイドステーションに到着するようなコース設定なら、ミドル〜ロングレースでも十分に使用可能な、応用力の高いベストパックです。

Ruimpulse Vest 7.0
ルインパルスベスト
・価格:¥14,000+税
・容量:7L
・サイズ:M、L
・カラー:2色
・素材:ポリエステル88% ポリウレタン12%

もう1つのニューモデルはウルトラディスタンスをはじめとしたロングレースに対応した「Mountain Masochist Race Pack 10.0」です。

メインコンパートメントはインナーポケット付きの1気室。ファスナーはL字型、リザーバーコンパートメントは別室になっています。上部のパネルが自在に伸縮するので収納は楽です。メインコンパートメントの底部にはポールホルダーも装備しています。

(左)よく伸びるパネルを採用したメインコンパートメント。
(右)本体下部にある2つのループにポールを固定可能。

ショルダーハーネスは左右ともに同じ仕様で、上段にまち付きのジップポケット+ベルクロ付きポケット。ジップポケットにはジェルなどはもちろん、小さめのスマートフォンなら入りそうな大きさです。下段はボトルポケットとその外側にもポケットをつけています。ボトルポケットは少し浅めなのでハードボトルの方が相性が良さそうです。

ウエスト部分にはベルクロ付きのメッシュポケットとサイズ調整用のストラップがあります。メインコンパートメントのインナーポケットも合わせると、全部で11個ものポケットがあり、様々な装備を小分けにして収納可能です。

フィット感は「Ruimpulse Vest 7.0」よりも少しカチッとした印象ですが、当たりが出るところもなく、背中の通気性も良好です。

コンパートメント上部の方が体積が大きくなっているので、装備をたくさん入れてもバランスが良く、揺れも気になりません。メインコンパートメントにはポケットがありませんがショルダーハーネスのポケットをフル活用すれば必要なものはほとんど行動しながら出し入れする事ができます。

容量は7Lとなっていますが他の10Lクラスのパックと比べても遜色のない装備を収納できます。ロングレースはもちろん、装備が多くなりがちなワンウェイのトレイルや冬場などにも活躍しそうです。

Mountain Masochist Race Pack 10.0
マウンテンマゾヒストレースパック
・価格:¥13,000+税
・容量:10L
・サイズ:M、L
・カラー:1色
・素材:Stretch Knit(ナイロン88% ポリウレタン12%)×Knit(ポリエステル100%)×Dia R/S(ナイロン100%)×Mesh(ポリエステル100%)

コロンビア モントレイル  http://www.montrail.jp
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