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salomon トレイルランニング

【Salomon shoes history】常に革新的なシューズを送り出し、時代をリードし続けるトップブランド

スキーメーカーがハイクシューズに挑戦

Salomon(サロモン)は、1947年にフランス・アルプスの麓にあるアヌシーでスキーのエッジ工房としてスタートしました。その後、スキー用具メーカーとして次々と画期的な製品を生み出します。1979年にリアエントリーブーツ、1990年には現在主流となっているモノコック構造を採用したスキーを発表しました。Salomonはウインタースポーツ史に残るトレンドを生み出しました。

アヌシーの街は国際的なスキーリゾートに近いため、アスリートとのコミュニケーションも良好で、スキー用具を開発するには絶好の立地です。つまり、サマーシーズンにハイクシューズを開発するのも必然でした。

サロモンのスイス支社長、ウォルター・ツィブングは「ADVENTURE 7」のプロトタイプを履いてスイス全州1291マイルを走破した。

1992年にSalomonが市場に投入した初のハイクシューズが「ADVENTURE 7」。スキー用具というハードでメカニカルなギアを開発してきたSalomonらしく最大限のプロテクション、快適性、クオリティを提供しながらユニークで進歩的な個性を付け加えました。

ハイクシューズを開発する上で、Salomonは多くのパテントを取得。それは現在のトレイルランニングシューズにも生かされています。最初のパテントは1991年。足のサポートを強化する「インターナル クランピング」を開発。このアイティアは後にトレイルランニングシューズにエンドフィット️として引き継がれ、現在では多くのメーカーが採用するスタンダードな仕様となっています。1993年には現在のクイックレースの原型とも言えるパテントを取得。2005年には足全体を包み込み、優れたフィット感とホールド性を発揮するセンシフィットを開発しました。

また、Salomonはアウトソールの独自開発にもこだわりました。1994年にコンタグリップアウトソールを発表。滑りやすい路面でも、下り坂でも安定したグリップを提供するアウトソールは現在までに多くの種類を生み出しました。

Salomonが次に目指したのは重く硬いシューズを、軽く柔軟でダイナミックに動けるシューズに進化させることでした。それがXA(クロスアドベンチャー)。アドベンチャーレース「レイドゴロワーズ」で勝つためのシューズとして開発されたのが「RAID WIND」でした。「RAID WIND」は360gと軽量で、90年代初頭からスピード化が加速していたロングアドベンチャーレースの装備に革命をもたらしました。

この頃に巻き起こしたイノベーションはシャーシという概念。ミッドソールにプレートを組み込んだ先進的な構造はアスリートを満足させるパフォーマンスを発揮。このシャーシは現在のSalomonフットウェアのDNAとして受け継がれています。

初のXA(クロスアドベンチャーシューズ)「RAID RACE」。

アドベンチャーレース、そしてトレイルラン

よりアクティブに、スピーディーに移動可能なハイクシューズからさらに進化して、トレイルランニング専用シューズとなったのが、3Dシャーシを採用した「XA PRO 3D」(2005年)でした。

さらに2006年にはハイグリップでアグレッシブなモデル「SPEEDCROSS」がデビュー。現在のトレイルランニングシューズのラインナップの基本とも言えるシューズが続々登場します。

(左)「XA PRO」(右)「SPEEDCROSS」

「XA PRO 3D」は、現在はバージョン8まで進化。トレイルランニングシューズとしては最もテクニカルなシチュエーションをカバーする他、ハイクシューズやスニーカーとしても人気です。
「SPEEDCROSS」はオリジナルから進化を遂げた「SPEEDCROSS 5」に加えて「S/LAB CROSS」「CROSS PRO」「SUPERCROSS」などの派生モデルとも言えるハイグリップシューズをラインナップしています。

(左)「XT WINGS」(右)「S/LAB SENSE」

2008年には「XT WINGS」が登場。XTシリーズは現在Salomonスニーカーズとして復刻され注目を集めています。さらに、2012年にはトレイルランニングシーンのスピード化という時代の変化に対応したミニマルなレーシングシューズ「S/LAB SENSE」がデビュー。キリアン・ジョルネがUTMBで20時間57分の新記録で優勝を果たしました。「SENSE」はラインナップを拡大し、Salomonの主力シリーズとして成長していきました。

Looking back on history of Salomon

私が初めてSalomonのシューズに出会ったのは2009年。履いたシューズは「XT WINGS」でした。それまではトレイルもロードランニングシューズで走っていたので、随分とゴツいシューズだなと思いました。ところが足入れしてみると意外に軽く、クッション性もあり、トレイルでのグリップ、安定性も良くてびっくりしました。

その後に衝撃を受けたのは「XT WINGS」の安定感から一転して、軽量レーシングシューズとして登場した「S/LAB SENSE」ですね。究極過ぎて一般のトレイルランナーが誰でも扱えるシロモノではなかったですけど……。当時のSalomonはレーシングモデルのイメージが強く、入門者には敷居が高いと思われていました。しかし、そこに、「S/LAB SENSE」と同じコンセプトながら扱いやすさを重視した「SENSE PRO」や「SENSE RIDE」というモデルを出してきました。現在はさまざまなシューズが登場し、
「トレイルランニングを始めるならSalomonのシューズが安心」
と言ってもらえるようになりました。

今年のニューモデル「S/LAB PULSAR SG」、「PULSAR TRAIL PRO」、「PULSAR TRAIL」には、柔らかいのに反発も良い最新のミッドソールを採用しました。そして、「PULSAR TRAIL PRO」、「PULSAR TRAIL」にはプレートを搭載。トップレーサーから初心者まですべてのランナーをカバーするラインナップを展開しています。

菅谷和己
学生時代陸上部に在籍(中・長距離)。卒業後は駅伝、マラソン選手として実業団に在籍。現在は選手として活動する傍ら、私立東京学館高校陸上競技部中・長距離外部コーチ、サロモンストア 東京 渋谷アドバイザリースタッフ及Salomon RUNNINGアンダサダーとして関東を中心にトレイルランやランニングのセミナー活動を中心に行っている。

2022 NEW MODEL

2021年には超軽量でパワフルなミッドソールが特徴のレーシングシューズ「S/LAB PULSER」、そしてロングディスタンス向けの厚底シューズ「ULTRA GLIDE」をリリース。Salomonの新たな世代の幕開けとなりました。

上のマトリクスは2022年の代表的なラインナップを特性ごとに整理したものです。定番のオールラウンドシューズ「SENSE RIDE」を中心にプロテクションとサポートを重視した「XA PRO 3D」、ハイグリップな「SPEEDCROSS」という超ロングセラー2モデル。そして、よりスピードを求めた「PULSER」、ロングディスタンスに特化した「ULTRA GRIDE」は最新コンセプトを反映したモデル。伝統的なモデルと新コンセプトモデルが絶妙に絡み合って、隙のないラインナップを構築しているところがSalomonの底力と言えます。

とくに2022年にデビューした「PULSER TRAIL PRO」と「PULSER TRAIL」はSalomonの新たな定番主力シューズとなり得るポテンシャルを持っています。

進化を続けるロングセラーと最新コンセプトシューズ。Salomonの過去を知って、現在を理解すると、未来がもっと楽しみになります。

2022 NEW MODEL

PULSAR TRAIL PRO
(パルサー トレイル プロ)
・価格:¥20,900(税込)
・サイズ:Men’s 25.0-28.5cm、Women’s 22.0-25.0cm
・カラー:Men’s 2色、Women’s 2色
・スタックハイト:33mm/27mm (6mm drop)
・重量:270g(27.0cm)
・ラグ深さ:3.5mm

PULSAR TRAIL
(パルサー トレイル)
・価格:¥17,600(税込)
・サイズ:Men’s 25.0-28.5cm、Women’s 22.0-25.0cm
・カラー:Men’s 2色、Women’s 2色
・スタックハイト:32.6mm/26.6mm (6mm drop)
・重量:280g(27.0cm)
・ラグ深さ:3.5mm

【Review】SALOMON 「PULSAR TRAIL」「PULSAR TRAIL PRO」

Salomon 75th Special Contents

【Salomon SPEEDCROSS history】生き続けるのは、山岳レースの限界を超えるためのDNA

【SALOMON back pack history】トレイルランニングシーンを変えたベストパック

【SALOMON S/LAB history】革新的なハイパフォーマンスプロダクトレーベル

■Salomon https://www.salomon.com/ja-jp
■Salomon日本公式情報サイト http://timetoplay.salomon.jp/

 

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